天人女房 銘苅子(方言)

概要

この女は髪を洗うために銘苅川に降り、そこで髪を洗った。そこへメカルスルメーが海に出ようと登っていくと、川上から髪が流れてきたので不思議に思い、その髪を拾い上げ、奥の方に進んでいくと女が髪を洗っていた。それを見たこの男は、その女の服を隠し、「私の妻になりなさい」と言って自分の家に連れてきた。それで七つ、五つの子供も出来た。天の人であるメカルシーは、「私は普通の人間ではないのにこうなってしまった」と大変悔やんだが、もう間に合わなかった。そうこうしているうちに七つの子が、「よいよい泣くな、母親の羽は石蔵の間に隠してあるので、母親に見せないようにしょう。分かるといけないから」と言って、五つの子をあやしていた。メカルシーが探してみたところ蔵の中にあったので、それを着けて左の脇に七つの子を、右に五つの子を抱きかかえて飛んだが、重くて飛べなかった。それで地上に舞い降りて、上の子には「ノロになって人々に崇められなさい」と言い、弟には、「按司になって崇められなさい」と言って飛んでいった。メカルスルメーが帰ってきて、「お母さんはどこへ行ったか」と聞くと、子供たちは「飛んでいった」と答えて泣いた。しかし、母親に言われたとおり姉はノロに、弟は按司になった。

再生時間:6:33

民話詳細DATA

レコード番号 47O230005
CD番号 47O23C001  
決定題名 天人女房 銘苅子(方言)
話者がつけた題名 はごろもの話
話者名 与那城カマド
話者名かな よなしろかまど
生年月日 18961002
性別
出身地 沖縄県粟国村浜
記録日 19760815
記録者の所属組織 沖縄国際大学口承研
元テープ番号 粟国T01A05
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 12
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード 天女,羽衣,川,昇天
梗概(こうがい) この女は髪を洗うために銘苅川に降り、そこで髪を洗った。そこへメカルスルメーが海に出ようと登っていくと、川上から髪が流れてきたので不思議に思い、その髪を拾い上げ、奥の方に進んでいくと女が髪を洗っていた。それを見たこの男は、その女の服を隠し、「私の妻になりなさい」と言って自分の家に連れてきた。それで七つ、五つの子供も出来た。天の人であるメカルシーは、「私は普通の人間ではないのにこうなってしまった」と大変悔やんだが、もう間に合わなかった。そうこうしているうちに七つの子が、「よいよい泣くな、母親の羽は石蔵の間に隠してあるので、母親に見せないようにしょう。分かるといけないから」と言って、五つの子をあやしていた。メカルシーが探してみたところ蔵の中にあったので、それを着けて左の脇に七つの子を、右に五つの子を抱きかかえて飛んだが、重くて飛べなかった。それで地上に舞い降りて、上の子には「ノロになって人々に崇められなさい」と言い、弟には、「按司になって崇められなさい」と言って飛んでいった。メカルスルメーが帰ってきて、「お母さんはどこへ行ったか」と聞くと、子供たちは「飛んでいった」と答えて泣いた。しかし、母親に言われたとおり姉はノロに、弟は按司になった。
全体の記録時間数 6:33
物語の時間数 6:33
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

トップに戻る

TOP