
ミルクとシャーカが争いになった。シャーカは知恵者で、年寄りになるとすで返って(脱皮して)若返った。蟹、えび、ハブ、蝉はシャーカの味方になった。その頃、ミルクは人間だけが味方だった。シャーカは味方が多いためミルクに勝って、この世はシャーカの世になり、シャーカの思うままになった。ある日、シャーカはすべての生き物たちを集めて目隠し、この世から火を隠してしまった。そしてミルクに、「さあ、賭けをしよう。あんたが火を見つけたらあんたの勝ち。火を見つけられなければ負けだから、どこかへ行きなさい」といった。ミルクは承知した。ミルクは生き物たちを集めて火の在り処を聞いた。でも、だれも分からない。すると羽の下にある目で火を隠しているの見ていた蝉が、徳の高いミルクに、「シャーカは木と石に火を隠した」と教える。それでミルクは木と石から火を取り出して、それを人間に与えた。そしてシャーカに、「火を見つけたから私の世だ」というと、シャーカは、「約束だから出て行くが、自分の味方の生き物たちだけ、すで返させるがいいか」という。ミルクが承知すると、シャーカは人間にはすで返れないようにして逃げ出した。それでシャーカはこの世からいなくなり、シャーカの味方のハブ、えび、蟹、蝉は脱皮して若返るようになった。人間は年を取ってもすで返ることが出来ず、死ぬようになった。その代わり子どもが生まれるようになった。
| レコード番号 | 47O230001 |
|---|---|
| CD番号 | 47O23C001 |
| 決定題名 | シャーカ世とミルク世(方言) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 与那城カマド |
| 話者名かな | よなしろかまど |
| 生年月日 | 18961002 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県粟国村浜 |
| 記録日 | 19760815 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 粟国T01A01 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 12 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 粟国島の民話P430 |
| キーワード | 火の所在,ミルク,シャーカ |
| 梗概(こうがい) | ミルクとシャーカが争いになった。シャーカは知恵者で、年寄りになるとすで返って(脱皮して)若返った。蟹、えび、ハブ、蝉はシャーカの味方になった。その頃、ミルクは人間だけが味方だった。シャーカは味方が多いためミルクに勝って、この世はシャーカの世になり、シャーカの思うままになった。ある日、シャーカはすべての生き物たちを集めて目隠し、この世から火を隠してしまった。そしてミルクに、「さあ、賭けをしよう。あんたが火を見つけたらあんたの勝ち。火を見つけられなければ負けだから、どこかへ行きなさい」といった。ミルクは承知した。ミルクは生き物たちを集めて火の在り処を聞いた。でも、だれも分からない。すると羽の下にある目で火を隠しているの見ていた蝉が、徳の高いミルクに、「シャーカは木と石に火を隠した」と教える。それでミルクは木と石から火を取り出して、それを人間に与えた。そしてシャーカに、「火を見つけたから私の世だ」というと、シャーカは、「約束だから出て行くが、自分の味方の生き物たちだけ、すで返させるがいいか」という。ミルクが承知すると、シャーカは人間にはすで返れないようにして逃げ出した。それでシャーカはこの世からいなくなり、シャーカの味方のハブ、えび、蟹、蝉は脱皮して若返るようになった。人間は年を取ってもすで返ることが出来ず、死ぬようになった。その代わり子どもが生まれるようになった。 |
| 全体の記録時間数 | 7:12 |
| 物語の時間数 | 6:52 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | 〇 |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |