大和ウスメーとカマンタノロの悲恋物語(共通語)

概要

平良に残っている伝説の一つ。平良出身のカマンタノロと大和ウスメーとの悲恋の物語である。薩摩が琉球征伐した後の前かはわからないが、とにかく大和ウスメーは薩摩から測量のために沖縄にやってきて、昔の久志間切の平良地域を測量した。大和ウスメーが何年そこで生活したかはわからないが、その間にカマンタノロと恋仲になった。熱烈な恋仲になって何年かが過ぎた。測量をすました大和ウスメーは、再会の約束をして薩摩に帰ったが、約束どおりの年月がたっても大和ウスメーは帰って来なかった。カマンタノロはとうとう自殺を決意して、部落の後ろの御嶽で自分の髪で首を絞めた。そのあくる年、大和ウスメーは仕事のために平良にやってきた。しかしそこで恋人のカマンタノロが自分を恨んで自殺したことを聞かされ、非常にショックを受け、自分も「士岩」と石に字を刻んで、そこで死んだ。部落としては土地測量をしてくれた恩義があるとして、カマンタノロの子孫である東大屋(アガリウフヤ)の子孫達が、毎年七月と正月に酒、ご馳走、花などを供えて、二人の供養を昔からずっと続けている。二人が交わした歌が残っている。 男「うんじゅと我が仲や鴛鴦〔うしどぅり〕のひよこ 何時〔いち〕が何時まりん契〔ちび〕りさびら(あなたと私の仲はおし鳥のひよこ 何時何時までも契りを結びましょう)」 女「里やあがとぅなの旅の人やゆる いちゃし うみ里とぅままになゆが(里やはるかかなたの旅の人 どうしてあなたと自由になれるのでしょうか)」 男「むしかうんじゅいちゃてぃ 自由ならん時〔とぅち〕や 刀に命〔いぬち〕ひてぃてぃみしら(もしあなたと会って自由にならないときは 刀に命すててみせましょう)」 女「命まりかきてぃ 想〔うむ〕てぃきてぃ かふし何時が何時まりん捨てぃてぃきゆな(命までかけて想ってくれて幸せである、何時何時までも捨ててくれるな)」

再生時間:8:08

民話詳細DATA

レコード番号 47O380672
CD番号 47O38C034
決定題名 大和ウスメーとカマンタノロの悲恋物語(共通語)
話者がつけた題名
話者名 宮城徳善
話者名かな みやぎとくぜん
生年月日 19141119
性別
出身地 沖縄県国頭郡東村字平良
記録日 19790804
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 東村字平良 T24 A15 
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 20,60
発句(ほっく)
伝承事情 父から聞いた
文字化資料
キーワード 平良,伝説,カマンタノロ,大和ウスメー,悲恋,薩摩,琉球,測量,久志間切,恋仲,再会,約束,自殺,士岩,恩義,東大屋,アガリウフヤ,子孫,供養,歌,鴛鴦,刀
梗概(こうがい) 平良に残っている伝説の一つ。平良出身のカマンタノロと大和ウスメーとの悲恋の物語である。薩摩が琉球征伐した後の前かはわからないが、とにかく大和ウスメーは薩摩から測量のために沖縄にやってきて、昔の久志間切の平良地域を測量した。大和ウスメーが何年そこで生活したかはわからないが、その間にカマンタノロと恋仲になった。熱烈な恋仲になって何年かが過ぎた。測量をすました大和ウスメーは、再会の約束をして薩摩に帰ったが、約束どおりの年月がたっても大和ウスメーは帰って来なかった。カマンタノロはとうとう自殺を決意して、部落の後ろの御嶽で自分の髪で首を絞めた。そのあくる年、大和ウスメーは仕事のために平良にやってきた。しかしそこで恋人のカマンタノロが自分を恨んで自殺したことを聞かされ、非常にショックを受け、自分も「士岩」と石に字を刻んで、そこで死んだ。部落としては土地測量をしてくれた恩義があるとして、カマンタノロの子孫である東大屋(アガリウフヤ)の子孫達が、毎年七月と正月に酒、ご馳走、花などを供えて、二人の供養を昔からずっと続けている。二人が交わした歌が残っている。 男「うんじゅと我が仲や鴛鴦〔うしどぅり〕のひよこ 何時〔いち〕が何時まりん契〔ちび〕りさびら(あなたと私の仲はおし鳥のひよこ 何時何時までも契りを結びましょう)」 女「里やあがとぅなの旅の人やゆる いちゃし うみ里とぅままになゆが(里やはるかかなたの旅の人 どうしてあなたと自由になれるのでしょうか)」 男「むしかうんじゅいちゃてぃ 自由ならん時〔とぅち〕や 刀に命〔いぬち〕ひてぃてぃみしら(もしあなたと会って自由にならないときは 刀に命すててみせましょう)」 女「命まりかきてぃ 想〔うむ〕てぃきてぃ かふし何時が何時まりん捨てぃてぃきゆな(命までかけて想ってくれて幸せである、何時何時までも捨ててくれるな)」
全体の記録時間数 8:26
物語の時間数 8:08
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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