民俗 衣(シマグチ混じり)

概要

13祝いの時は新しい着物を買ってくるものであったが、貧しかったため買うことができずにいた。すると隣の人が25才祝いの時のために買ってある反物があるというので、それをもらって自分で縫った。あの頃は四年生ぐらいになると、自分で着物を縫った。ワーゴーヤといって下から帯をしめて、その上から今の羽織のようなものを着ていた。外出するときはクンジーという着物を着た。ハーリーなどのお祭にはアカジメーヤーという芭蕉の着物を着た。履物は普段は裸足だが、綺麗な着物を着るときは草履をはいた。山仕事をするときも裸足だった。その時の着物は芭蕉だった。かぶるものはなかったのでティーサージをかぶっていた。布団はあった。たいてい兄弟2、3名でひとつの布団で寝た。昔は朝鮮カマジというのがあって、それを縫って着た。髪はいつも結っていた。おじいさんたちがジーファを作ってくれた。化粧をする人は全然いなかった。石鹸で顔を洗う人も珍しかった。髪は学校に行く時も綺麗にしていった。学校で三大節という式があるときは、髪をおろし三つ編みにした。学校に行く服装は別に決められていなかった。着物は自分で芭蕉から糸をとり、機で布を織り、自分で縫ってつくった。糸は布に合わせる。芭蕉布のときは芭蕉の糸、木綿のときは木綿の糸を使った。針は今のよりも少し太かった。洗濯は流れ川にいってする。着物を石に打ちつけたり足で踏んだりして洗う。めったに石鹸は使わなかった。干すときはきれいにたたんでから干した。のりをするときうは芋くずのりといって芋のくずを使う。その後はタベオカのりを使うようになった。芋くずのりの作り方は、芋をすりおろして芭蕉布でつつんで結わえ、おちてくるでんぷんを集め、それを干して保管しておく。着物をしまうところはタンスが一つあって家族のものはみんなこれに入れた。きれいな着物はきれいにたたんで床に敷き、その上からむしろを敷いてねじきをして、どこかへ出かける時につけていった。ニービチの時は大きい袖の着物をつけ、きれいなひもで結ぶ。たもとのある着物は教育を受けた中流以上の人が着るものだったので、大変それにあこがれた。ニービチの時に着る着物の色に決まったものはなく、その人が持っている一番上等なものを着た。嫁入りする時に芭蕉糸をいれるウンショーキを持っていった。

再生時間:12:50

民話詳細DATA

レコード番号 47O380563
CD番号 47O38C028
決定題名 民俗 衣(シマグチ混じり)
話者がつけた題名
話者名 稲福シズ 具志堅ウト 宮里信子 又吉ウシ 宮城幸
話者名かな いなふくしず ぐしけんうと みやさとのぶこ またよしうし みやぎさち
生年月日 19041115 19101010 19081215 18910121 19070910
性別 女 女 女 女 女
出身地 沖縄県国頭郡東村字福地 沖縄県国頭郡大宜味村字野波 沖縄県国頭郡東村字慶佐次 沖縄県島尻郡佐敷村 沖縄県国頭郡東村字平良
記録日 19790804
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 東村字平良 T21 A01 
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 90
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード 13祝い,着物,25才祝い,反物,ワーゴーヤ,クンジー,ハーリー,アカジメーヤー,裸足,草履,芭蕉,ティーサージ,朝鮮カマジ,ジーファ,三大節,三つ編み,機で,木綿,芋くずのり,ニービチ,たもと,ウンショーキ
梗概(こうがい) 13祝いの時は新しい着物を買ってくるものであったが、貧しかったため買うことができずにいた。すると隣の人が25才祝いの時のために買ってある反物があるというので、それをもらって自分で縫った。あの頃は四年生ぐらいになると、自分で着物を縫った。ワーゴーヤといって下から帯をしめて、その上から今の羽織のようなものを着ていた。外出するときはクンジーという着物を着た。ハーリーなどのお祭にはアカジメーヤーという芭蕉の着物を着た。履物は普段は裸足だが、綺麗な着物を着るときは草履をはいた。山仕事をするときも裸足だった。その時の着物は芭蕉だった。かぶるものはなかったのでティーサージをかぶっていた。布団はあった。たいてい兄弟2、3名でひとつの布団で寝た。昔は朝鮮カマジというのがあって、それを縫って着た。髪はいつも結っていた。おじいさんたちがジーファを作ってくれた。化粧をする人は全然いなかった。石鹸で顔を洗う人も珍しかった。髪は学校に行く時も綺麗にしていった。学校で三大節という式があるときは、髪をおろし三つ編みにした。学校に行く服装は別に決められていなかった。着物は自分で芭蕉から糸をとり、機で布を織り、自分で縫ってつくった。糸は布に合わせる。芭蕉布のときは芭蕉の糸、木綿のときは木綿の糸を使った。針は今のよりも少し太かった。洗濯は流れ川にいってする。着物を石に打ちつけたり足で踏んだりして洗う。めったに石鹸は使わなかった。干すときはきれいにたたんでから干した。のりをするときうは芋くずのりといって芋のくずを使う。その後はタベオカのりを使うようになった。芋くずのりの作り方は、芋をすりおろして芭蕉布でつつんで結わえ、おちてくるでんぷんを集め、それを干して保管しておく。着物をしまうところはタンスが一つあって家族のものはみんなこれに入れた。きれいな着物はきれいにたたんで床に敷き、その上からむしろを敷いてねじきをして、どこかへ出かける時につけていった。ニービチの時は大きい袖の着物をつけ、きれいなひもで結ぶ。たもとのある着物は教育を受けた中流以上の人が着るものだったので、大変それにあこがれた。ニービチの時に着る着物の色に決まったものはなく、その人が持っている一番上等なものを着た。嫁入りする時に芭蕉糸をいれるウンショーキを持っていった。
全体の記録時間数 13:40
物語の時間数 12:50
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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