猿長者(方言)

概要

貧乏人と金持ちがいた。貧乏人は年の夜に食べるものもなく、年寄り夫婦二人きりだった。何もないので二人は火正月をしていた。天から神が降りてきて泊めてくれと言った。貧乏でかぶるものもなく、カマスをかぶっているので隣に行って泊めてもらってくださいと言って隣に行かせた。天の人はまた貧乏人のところに来た。何も食べるものがないと言うと、天の人が大きい鍋を火にかけなさいと言った。鍋のふたをあけるとおかずもご飯も鍋いっぱいできた。天の人は、あなた方は何を望むかと聞くので若返りたいと言った。鍋に湯を沸かし、お湯を浴びると二人はとても若くなった。それで隣に行くと、わけを聞かれるので、天の人のことや鍋に沸かしたお湯を浴びたことなどを話した。隣の金持ちはその話を聞くと天の人を見つけてきて同じように若返りたいと頼んだ。天の人は、それなら鍋にお湯を沸かしなさいと言った。その湯を沸かして浴びると猿になった。猿は焼かれた石の上に座って尻が赤くなった。金持ちの財産は貧乏人夫婦のものになった。

再生時間:3:33

民話詳細DATA

レコード番号 47O380311
CD番号 47O38C015
決定題名 猿長者(方言)
話者がつけた題名
話者名 古堅マカト
話者名かな ふるげんまかと
生年月日 18921110
性別
出身地 沖縄県国頭郡東村字慶佐次
記録日 19790803
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 東村字慶佐次 T11 A12
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 12
発句(ほっく)
伝承事情 年寄りから聞いた
文字化資料
キーワード 貧乏人,金持ち,年の夜,火正月,神,カマス,大きい鍋,湯,若返り,猿,石の,尻
梗概(こうがい) 貧乏人と金持ちがいた。貧乏人は年の夜に食べるものもなく、年寄り夫婦二人きりだった。何もないので二人は火正月をしていた。天から神が降りてきて泊めてくれと言った。貧乏でかぶるものもなく、カマスをかぶっているので隣に行って泊めてもらってくださいと言って隣に行かせた。天の人はまた貧乏人のところに来た。何も食べるものがないと言うと、天の人が大きい鍋を火にかけなさいと言った。鍋のふたをあけるとおかずもご飯も鍋いっぱいできた。天の人は、あなた方は何を望むかと聞くので若返りたいと言った。鍋に湯を沸かし、お湯を浴びると二人はとても若くなった。それで隣に行くと、わけを聞かれるので、天の人のことや鍋に沸かしたお湯を浴びたことなどを話した。隣の金持ちはその話を聞くと天の人を見つけてきて同じように若返りたいと頼んだ。天の人は、それなら鍋にお湯を沸かしなさいと言った。その湯を沸かして浴びると猿になった。猿は焼かれた石の上に座って尻が赤くなった。金持ちの財産は貧乏人夫婦のものになった。
全体の記録時間数 3:40
物語の時間数 3:33
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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