大みそかの客 猿長者(共通語)

概要

昔、ある村に金持ちのじいさんばあさんと貧乏なじいさんばあさんがいた。貧乏なおじいさんとおばあさんは正月をむかえるためにお金持ちのじいさんばあさんにどうにかしてくださいと頼みに行った。金持ちのじいさんばあさんは何もしてくれなかった。それでどうしようもないので火正月をすることにした。二人が囲炉裏を前に座っていると、どこからともなく年をとったおじいさんがあらわれて、今晩一晩泊めてくれと言った。ふたりはここには何もないから隣の金持ちの家に行ってくれと断ったのだが、どこでもいいからというので泊めることにした。三名そろってお茶を飲んでいると、そのおじいさんが隣の家から大きな鍋を借りてくるように言う。その人が鍋に水を入れて火にかけるとご馳走ができる。翌朝、そのおじいさんが、お金が欲しいか若くなりたいかと聞くので、若くなりたいと言う。すると夕べ使った鍋に水を沸かして、その水を浴びるように言う。そのとおりにすると二人は若返る。隣の家に鍋を返しに行くと若返った二人を見て、金持ちのじいさんばあさんがびっくりしてわけを聞く。わけを話すと欲張りなじいさんは馬に乗っておじいさんの後を追い、呼び戻す。そして自分達も若くなりたいと頼むと、それなら鍋に水をわかしなさいと言う。そしてお湯を浴びると、その家の人は犬や烏や猿に化けてしまい、家を出て行ってしまった。天からの神様のおじいさんは、この家はあなた達がもらいなさいと言うので家をもらう。すると猿になったじいさんが家を返せと何度もやって来て庭の石に座る。神様はその石を焼いておくように言う。すると猿はその石にすわって尻を焼き、、それから猿の尻は赤くなった。

再生時間:5:17

民話詳細DATA

レコード番号 47O380140
CD番号 47O38C006
決定題名 大みそかの客 猿長者(共通語)
話者がつけた題名 猿長者
話者名 宮里政英
話者名かな みやざとせいえい
生年月日 19070808
性別
出身地 沖縄県国頭郡東村字美里原
記録日 19790802
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 東村字宮城魚泊 T04 B07 
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 12
発句(ほっく)
伝承事情 夕食後、祖父から聞いた
文字化資料
キーワード 金持ち,貧乏,じいさん,ばあさん,火正月,鍋,ご馳走,若返る,犬,烏,猿,天,神様,庭,石
梗概(こうがい) 昔、ある村に金持ちのじいさんばあさんと貧乏なじいさんばあさんがいた。貧乏なおじいさんとおばあさんは正月をむかえるためにお金持ちのじいさんばあさんにどうにかしてくださいと頼みに行った。金持ちのじいさんばあさんは何もしてくれなかった。それでどうしようもないので火正月をすることにした。二人が囲炉裏を前に座っていると、どこからともなく年をとったおじいさんがあらわれて、今晩一晩泊めてくれと言った。ふたりはここには何もないから隣の金持ちの家に行ってくれと断ったのだが、どこでもいいからというので泊めることにした。三名そろってお茶を飲んでいると、そのおじいさんが隣の家から大きな鍋を借りてくるように言う。その人が鍋に水を入れて火にかけるとご馳走ができる。翌朝、そのおじいさんが、お金が欲しいか若くなりたいかと聞くので、若くなりたいと言う。すると夕べ使った鍋に水を沸かして、その水を浴びるように言う。そのとおりにすると二人は若返る。隣の家に鍋を返しに行くと若返った二人を見て、金持ちのじいさんばあさんがびっくりしてわけを聞く。わけを話すと欲張りなじいさんは馬に乗っておじいさんの後を追い、呼び戻す。そして自分達も若くなりたいと頼むと、それなら鍋に水をわかしなさいと言う。そしてお湯を浴びると、その家の人は犬や烏や猿に化けてしまい、家を出て行ってしまった。天からの神様のおじいさんは、この家はあなた達がもらいなさいと言うので家をもらう。すると猿になったじいさんが家を返せと何度もやって来て庭の石に座る。神様はその石を焼いておくように言う。すると猿はその石にすわって尻を焼き、、それから猿の尻は赤くなった。
全体の記録時間数 5:32
物語の時間数 5:17
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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