城間仲 大歳の番人(共通語)

概要

ある那覇の久茂地の貧しい男は、大みそかになっても子どもたちに肉も何も与えるものがなく、履物を買ってやる金もなく、とうとう城間仲の家に泥棒に入る。昼、天井に登り様子を窺っていた。そこの主人はそのことを知っているが知らないふりをして、使用人たちに暇を与え、肉やらを土産に持たせてやり家へ帰した。それから女中に、もう一つ余分に食事を作ってくれと言う。女中はびっくりして「どうしてか」と尋ねるが「いいからもって来なさい」と言う。そして「天井に上っている青年、下に来なさい」と言うと、青年はなくなく下りてくる。「事情は言わなくても知っているから、残さずにこれを食べなさい」と食事を与える。青年は涙を流す。そしてなかなか食べようとしない。何故食べないのかと尋ねると「子供たちに持っていってあげたいのです」と答える。「子供たちにもいくらでもやるから遠慮せずに食べなさい、あなたにも事情があってのことだろう、その理由を話してくれ」と言う。青年は「自分には子供が6名もいるが、下駄や肉、何も与えるものもなく、金もない、それで泥棒に入ったのです」というと城間仲はお金もシングヮン肉も与え「これで子供たちの様子も見てきなさい」と帰す。それで青年は下駄を買ってやり、弟子がいっぱい何もかも担いできたので、子供たちは大喜びする。青年は家に入ったとたんに泣いたと言う。その話を聞いた城間仲は「あの青年をもう一度呼び戻してきなさい」と弟子に再び呼びにいかせる。そして「あなたは車屋を建てるときっと成功する。貸し車を持ってそれで生活しなさい」と言ってジュウマンガンという大金を得て車屋を建てる。そして成功する。それから7月と正月は必ず城間仲のところに挨拶に来るそうだ。

再生時間:5:49

民話詳細DATA

レコード番号 47O380121
CD番号 47O38C005
決定題名 城間仲 大歳の番人(共通語)
話者がつけた題名
話者名 波名城常臣
話者名かな はなしろつねおみ
生年月日 19121010
性別
出身地 沖縄県国頭郡東村字宮城
記録日 19790802
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 東村 宮城魚泊 T03 B04 
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 12
発句(ほっく)
伝承事情 仕事の休み休み友達から聞いた
文字化資料
キーワード 那覇,久茂地,貧しい男,大みそか,子どもたち,肉,履物,金も,城間仲の,泥棒,天井,使用人,車屋,貸し車,ジュウマンガン
梗概(こうがい) ある那覇の久茂地の貧しい男は、大みそかになっても子どもたちに肉も何も与えるものがなく、履物を買ってやる金もなく、とうとう城間仲の家に泥棒に入る。昼、天井に登り様子を窺っていた。そこの主人はそのことを知っているが知らないふりをして、使用人たちに暇を与え、肉やらを土産に持たせてやり家へ帰した。それから女中に、もう一つ余分に食事を作ってくれと言う。女中はびっくりして「どうしてか」と尋ねるが「いいからもって来なさい」と言う。そして「天井に上っている青年、下に来なさい」と言うと、青年はなくなく下りてくる。「事情は言わなくても知っているから、残さずにこれを食べなさい」と食事を与える。青年は涙を流す。そしてなかなか食べようとしない。何故食べないのかと尋ねると「子供たちに持っていってあげたいのです」と答える。「子供たちにもいくらでもやるから遠慮せずに食べなさい、あなたにも事情があってのことだろう、その理由を話してくれ」と言う。青年は「自分には子供が6名もいるが、下駄や肉、何も与えるものもなく、金もない、それで泥棒に入ったのです」というと城間仲はお金もシングヮン肉も与え「これで子供たちの様子も見てきなさい」と帰す。それで青年は下駄を買ってやり、弟子がいっぱい何もかも担いできたので、子供たちは大喜びする。青年は家に入ったとたんに泣いたと言う。その話を聞いた城間仲は「あの青年をもう一度呼び戻してきなさい」と弟子に再び呼びにいかせる。そして「あなたは車屋を建てるときっと成功する。貸し車を持ってそれで生活しなさい」と言ってジュウマンガンという大金を得て車屋を建てる。そして成功する。それから7月と正月は必ず城間仲のところに挨拶に来るそうだ。
全体の記録時間数 6:17
物語の時間数 5:49
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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