モーイ親方 小便(シマグチ)

概要

それから、またもう一つの話がある。首里城の城の中に、「小便する者は五貫の罰金」という張り紙があったそうだ。この張り紙がされた後で、ここで小便する者はいなかった。このモーイ親方はわざわざそこに、五貫持って行って、そこの立て札のすぐ側で、モーイ親方が小便するところを、ここの門番に見ら
れた。「おい、お前はただではすまないぞ。お前は、この字が何と書かれているのか、分からないのか。」「ああ、私はこれを知っていてここに小便しました。」「お前は何を考えてるのか。モーイ、お前は、気違いだ。皆もそう言っているが、本当にお前は気違いだなあ。もうお前はこのままではすまないぞ。さあ、これには罰をあたえることにしよう。」と言われて、昔の侍で偉い人の前に連れて行かれると、「何だよ、そ
こに小便しても五貫の罰金ですむだろう。何回小便しようが、すむことだろう。」と言ったので、勤めをしている侍様も、「んん、これはモーイの言うとおりだ。五貫の罰金さえ支払えば小便してもいいことになっ
ているなあ。おい、この立て札は、今のままではいけない。一段と厳しい立て札を立てなければなあ。」とモーイ親方に教えられたという意味の話がある。

再生時間:2:15

民話詳細DATA

レコード番号 47O220785
CD番号 47O22C035
決定題名 モーイ親方 小便(シマグチ)
話者がつけた題名 モーイ親方 小便
話者名 親川富二
話者名かな おやかわとみじ
生年月日 19161110
性別
出身地 沖縄県大宜味村津波
記録日 19830331
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 大宜味村白浜T30B03
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 13
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 『おおぎみの昔話』(平成10年3月31日 大宜味村教育委員会発行)P191    
キーワード 首里城,小便,五貫の罰金,張り紙,モーイ親方,
梗概(こうがい) それから、またもう一つの話がある。首里城の城の中に、「小便する者は五貫の罰金」という張り紙があったそうだ。この張り紙がされた後で、ここで小便する者はいなかった。このモーイ親方はわざわざそこに、五貫持って行って、そこの立て札のすぐ側で、モーイ親方が小便するところを、ここの門番に見ら れた。「おい、お前はただではすまないぞ。お前は、この字が何と書かれているのか、分からないのか。」「ああ、私はこれを知っていてここに小便しました。」「お前は何を考えてるのか。モーイ、お前は、気違いだ。皆もそう言っているが、本当にお前は気違いだなあ。もうお前はこのままではすまないぞ。さあ、これには罰をあたえることにしよう。」と言われて、昔の侍で偉い人の前に連れて行かれると、「何だよ、そ こに小便しても五貫の罰金ですむだろう。何回小便しようが、すむことだろう。」と言ったので、勤めをしている侍様も、「んん、これはモーイの言うとおりだ。五貫の罰金さえ支払えば小便してもいいことになっ ているなあ。おい、この立て札は、今のままではいけない。一段と厳しい立て札を立てなければなあ。」とモーイ親方に教えられたという意味の話がある。
全体の記録時間数 2:24
物語の時間数 2:15
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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