
本人から聞いた話ですが。鹿児島の連隊でですね、その軍曹だったんですよ。その人から聞いた話ですが。そこね、一人娘ですね。婿をもらうというんですねえ。もう相手は、婿をもらわねばいけないというようなことで、とにかく、その顔もね、とてもいいし、とてもいい娘だというんですよ。そしてまあ、箱入り娘なんですよね。そして、向こうももらうけどですね、二、三日したらもう、娘から、「向こうの男はだめだ」と言ってからね、断るらしいんですよ。そして、五人目、六人目になっとるわけですね。うちの一緒におった軍曹がね、大体分かったらしいんです。「確かこうじゃないか」というようなことでね、分かったもんだから結婚しても、一緒に寝るだけで、もう絶対全然手をつけないというんです。女を動かさないで、そのまましておいて、それから一月間くらいかして、そのとても仲良くなってからですね、そして後から、やぶの中に入ってね、きてから、「お前、少し小便してくれ」と言った。そう言ったって急にできるもんじゃあないでしょう。だから、男は、もう自分のものをつかまえて、「痛いんだ。痛いんだ」と言ってから、そこでうめいてるわけですよ。「痛い、痛い」と言ってですね、そうしておったら、その女はもうあわくってしまってですね、「どうするんだ」と小便しろって言っても急にできるはずはないから。水汲む水筒も前にもうお父さんとお母さんが持っておるからね、もう何もないですよ。だから、そうなるしかないからね。「湿っとればいいから、あんたの股の中にでも入れたらもう落ちつくから」と言うようなことで、「じゃあ、あんたのことだ。仕方ない」と言うことでね、そのように始まったって。それから、晩になっても、トイレに行くのも、男の後をついてきよったというような話なんですがね。これ実話ですよ。
| レコード番号 | 47O220696 |
|---|---|
| CD番号 | 47O22C031 |
| 決定題名 | 薪取りと女(共通語) |
| 話者がつけた題名 | 薪取りと女 |
| 話者名 | 松本正夫 |
| 話者名かな | まつもとまさお |
| 生年月日 | 19201028 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県大宜味村田港 |
| 記録日 | 19830305 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 大宜味村田港T26B05 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 15,30 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 『おおぎみの昔話』(平成10年3月31日 大宜味村教育委員会発行)P263 |
| キーワード | 一人娘,婿,箱入り娘,結婚, |
| 梗概(こうがい) | 本人から聞いた話ですが。鹿児島の連隊でですね、その軍曹だったんですよ。その人から聞いた話ですが。そこね、一人娘ですね。婿をもらうというんですねえ。もう相手は、婿をもらわねばいけないというようなことで、とにかく、その顔もね、とてもいいし、とてもいい娘だというんですよ。そしてまあ、箱入り娘なんですよね。そして、向こうももらうけどですね、二、三日したらもう、娘から、「向こうの男はだめだ」と言ってからね、断るらしいんですよ。そして、五人目、六人目になっとるわけですね。うちの一緒におった軍曹がね、大体分かったらしいんです。「確かこうじゃないか」というようなことでね、分かったもんだから結婚しても、一緒に寝るだけで、もう絶対全然手をつけないというんです。女を動かさないで、そのまましておいて、それから一月間くらいかして、そのとても仲良くなってからですね、そして後から、やぶの中に入ってね、きてから、「お前、少し小便してくれ」と言った。そう言ったって急にできるもんじゃあないでしょう。だから、男は、もう自分のものをつかまえて、「痛いんだ。痛いんだ」と言ってから、そこでうめいてるわけですよ。「痛い、痛い」と言ってですね、そうしておったら、その女はもうあわくってしまってですね、「どうするんだ」と小便しろって言っても急にできるはずはないから。水汲む水筒も前にもうお父さんとお母さんが持っておるからね、もう何もないですよ。だから、そうなるしかないからね。「湿っとればいいから、あんたの股の中にでも入れたらもう落ちつくから」と言うようなことで、「じゃあ、あんたのことだ。仕方ない」と言うことでね、そのように始まったって。それから、晩になっても、トイレに行くのも、男の後をついてきよったというような話なんですがね。これ実話ですよ。 |
| 全体の記録時間数 | 2:23 |
| 物語の時間数 | 2:15 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | ◯ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |