
あれどこか、その場所はっきりしませんけどね、その子供がちょうど生まれる前ですね。その父親がですね、お産のための買い物をして戻るときにですね、雨宿りしたところで、居眠りしとってですね、そしたら、「この子供は七つの年のね、何月何日に水で死ぬから七つまでしか生存しないよ」とそういうことを言われたというんですよ。その親父は、自分一人で、そのことを思いつめておってねえ、誰にも話してないわけですよ。そうしたら、神様が言ったその日になったら、みんなに親戚の人に打ち明けとるわけ。そうしたら、親戚は、「え、これは大変だ」ということで、その親戚中の人がね、その日はね、みんなで囲って番しておるわけですよね。そしたらその子供は、ある川にね、「遊びに行きたい、行きたい」というようなことをね、言っとったらしいんですよ。そうしたらもう、あんまりねえ、そういうことで暴(あば)れるもんだからね、もう仕方ないから、手も足もくくってですねえ、みんなの前に座らしとったらしいんですよ。その子供は、ほいでいつのまにか、グーグー寝込んでしまってですね。「今寝込んでおるから、寝込んでおるすきに、みんな御飯食べてこようじゃないか」、お昼ご飯を食べにみんな別れたそうですよ。そうすると、そのすきにですねえ、子供は行きたいといっていた川に行って溺れてから死んでおったというような話をですね、これ実話としてから聞いた覚えがあるんですがね。
| レコード番号 | 47O220679 |
|---|---|
| CD番号 | 47O22C031 |
| 決定題名 | 水死の運(共通語) |
| 話者がつけた題名 | 運定め 水の運 |
| 話者名 | 松本正夫 |
| 話者名かな | まつもとまさお |
| 生年月日 | 19201028 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県大宜味村田港 |
| 記録日 | 19830305 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 大宜味村田港T26A14 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 12 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 『おおぎみの昔話』(平成10年3月31日 大宜味村教育委員会発行)P60 |
| キーワード | 子供,生まれる前,父親,買い物,雨宿り,居眠り,七つの年,水で死ぬ,神様,親戚,番する,川,溺れ |
| 梗概(こうがい) | あれどこか、その場所はっきりしませんけどね、その子供がちょうど生まれる前ですね。その父親がですね、お産のための買い物をして戻るときにですね、雨宿りしたところで、居眠りしとってですね、そしたら、「この子供は七つの年のね、何月何日に水で死ぬから七つまでしか生存しないよ」とそういうことを言われたというんですよ。その親父は、自分一人で、そのことを思いつめておってねえ、誰にも話してないわけですよ。そうしたら、神様が言ったその日になったら、みんなに親戚の人に打ち明けとるわけ。そうしたら、親戚は、「え、これは大変だ」ということで、その親戚中の人がね、その日はね、みんなで囲って番しておるわけですよね。そしたらその子供は、ある川にね、「遊びに行きたい、行きたい」というようなことをね、言っとったらしいんですよ。そうしたらもう、あんまりねえ、そういうことで暴(あば)れるもんだからね、もう仕方ないから、手も足もくくってですねえ、みんなの前に座らしとったらしいんですよ。その子供は、ほいでいつのまにか、グーグー寝込んでしまってですね。「今寝込んでおるから、寝込んでおるすきに、みんな御飯食べてこようじゃないか」、お昼ご飯を食べにみんな別れたそうですよ。そうすると、そのすきにですねえ、子供は行きたいといっていた川に行って溺れてから死んでおったというような話をですね、これ実話としてから聞いた覚えがあるんですがね。 |
| 全体の記録時間数 | 2:07 |
| 物語の時間数 | 1:57 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | ◯ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |