
だあ、昔ね、神様がね、動物全部にね、「目を与えるから来なさい。」ということでね、そして、みんなふれを出して、集めたわけですよね。そうしたらこの梟(ふくろう)はですね、「自分は飛ぶことができるから、まあ、後から行ってもかまわない。」と言うことでですね、行くのを忘れて、とうとうやつは怠けてから寝込んでしまったらしいんですよ。みみずは歩くのが下手だからね、遅れたそうですよ。そしたら、もうほかの動物は時間に間に合ってですね、みんな行って、いい目をもらってきたんですが、ミミズとですね、梟は遅れて来たから神様は怒ってですね、梟にね、夜しか見えない悪い目を一つ、それから、ミミズにもね、悪い目をですね、一つずつ与えてやったというんですよ。そうして、やつらが目をもらって帰ってきたらね、もうほかの動物はですねえ、目をもらってきたお祝いだっちゅうことで、みんなドンチャン騒ぎで、騒いでお祝いしておるというんですよ。そうしたらこの梟がですね、ミミズに、「一つずつ目を持っては、二人ともいけないから、お前の目をね、うちに貸してくれ。交代でね、お祝いに行こうじゃないか。」ということになってですね、ミミズは与えられた目をですね、梟に貸したから、梟は目をもらったお祝いに行ったわけですよ。そうしたら、ミミズもまたやっぱ、目を返してもらったら、後でお祝いに行くつもりでおるんですがね、梟はもういっこうに帰ってこないというんですよね。もうそうこうしてる間(ま)にですね、いよいよお祝いも終わってね、目をもらってお祝いして帰りの動物が、ゴゾロゴゾロ出てきたというんですよね。それでミミズはもう恥ずかしくて上におれないもんですからね、土の中にもぐってですね、そしてそのままになっちゃったというんです。
| レコード番号 | 47O220676 |
|---|---|
| CD番号 | 47O22C031 |
| 決定題名 | ミミズに目がないわけ(共通語) |
| 話者がつけた題名 | ミミズに目がないわけ |
| 話者名 | 松本正夫 |
| 話者名かな | まつもとまさお |
| 生年月日 | 19201028 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県大宜味村田港 |
| 記録日 | 19830305 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 大宜味村田港T26A11 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 11 |
| 発句(ほっく) | だあ、むかしね |
| 伝承事情 | 話会に参加するために年寄り達からおもしろい話を聞いた |
| 文字化資料 | 『おおぎみの昔話』(平成10年3月31日 大宜味村教育委員会発行)P23 |
| キーワード | 神様,動物,目を与える,梟,ミミズ,お祝い,目を貸す,土の中, |
| 梗概(こうがい) | だあ、昔ね、神様がね、動物全部にね、「目を与えるから来なさい。」ということでね、そして、みんなふれを出して、集めたわけですよね。そうしたらこの梟(ふくろう)はですね、「自分は飛ぶことができるから、まあ、後から行ってもかまわない。」と言うことでですね、行くのを忘れて、とうとうやつは怠けてから寝込んでしまったらしいんですよ。みみずは歩くのが下手だからね、遅れたそうですよ。そしたら、もうほかの動物は時間に間に合ってですね、みんな行って、いい目をもらってきたんですが、ミミズとですね、梟は遅れて来たから神様は怒ってですね、梟にね、夜しか見えない悪い目を一つ、それから、ミミズにもね、悪い目をですね、一つずつ与えてやったというんですよ。そうして、やつらが目をもらって帰ってきたらね、もうほかの動物はですねえ、目をもらってきたお祝いだっちゅうことで、みんなドンチャン騒ぎで、騒いでお祝いしておるというんですよ。そうしたらこの梟がですね、ミミズに、「一つずつ目を持っては、二人ともいけないから、お前の目をね、うちに貸してくれ。交代でね、お祝いに行こうじゃないか。」ということになってですね、ミミズは与えられた目をですね、梟に貸したから、梟は目をもらったお祝いに行ったわけですよ。そうしたら、ミミズもまたやっぱ、目を返してもらったら、後でお祝いに行くつもりでおるんですがね、梟はもういっこうに帰ってこないというんですよね。もうそうこうしてる間(ま)にですね、いよいよお祝いも終わってね、目をもらってお祝いして帰りの動物が、ゴゾロゴゾロ出てきたというんですよね。それでミミズはもう恥ずかしくて上におれないもんですからね、土の中にもぐってですね、そしてそのままになっちゃったというんです。 |
| 全体の記録時間数 | 2:14 |
| 物語の時間数 | 2:05 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | ◯ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |