
親不孝の子どもがおったそうです。お母さん一人、息子一人だった。息子は働き者で、川を渡って畑に行っていた。ある時、お母さんが、昼食を持って行こうとすると、大水で川を渡ることができなかった。子どもも、川を渡ることできないでいた。お母さんは、心配して、「子どもが呼んでいる。腹すかして、私が遅かったために怒ってるんだろう」と思って、「待っててよ、今渡ってくるから、待ってよ」と言った。また子どもは、「いいですお母さん、大水ですからいいです」と言っているのに、お母さんは、子どもが怒っていると思って、川を渡ろうとして大水に流されてしまった。子どもは、がっかりして、水の中に入って、「お母さん、お母さん」と言って、つかまえたのが木だった。それをずうっと、お母さんとして、最初につかまえた木をお母さんとして、位牌といって祭ったそうだ。これから、お位牌は必ず、木で作っているそうです。
| レコード番号 | 47O220475 |
|---|---|
| CD番号 | 47O22C022 |
| 決定題名 | 位牌由来(共通語) |
| 話者がつけた題名 | 位牌由来 |
| 話者名 | 前田スミ |
| 話者名かな | まえだすみ |
| 生年月日 | 19180115 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県大宜味村根路銘安根 |
| 記録日 | 19830304 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 大宜味村饒波T20A01 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 20 |
| 発句(ほっく) | あのね、これは芝居にあったことでございます |
| 伝承事情 | 芝居にあった |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 親不孝,子ども,お母さん一人,息子一人,働き者,川を渡って,畑に行く,昼食,大水に流される,つかまえた木,位牌 |
| 梗概(こうがい) | 親不孝の子どもがおったそうです。お母さん一人、息子一人だった。息子は働き者で、川を渡って畑に行っていた。ある時、お母さんが、昼食を持って行こうとすると、大水で川を渡ることができなかった。子どもも、川を渡ることできないでいた。お母さんは、心配して、「子どもが呼んでいる。腹すかして、私が遅かったために怒ってるんだろう」と思って、「待っててよ、今渡ってくるから、待ってよ」と言った。また子どもは、「いいですお母さん、大水ですからいいです」と言っているのに、お母さんは、子どもが怒っていると思って、川を渡ろうとして大水に流されてしまった。子どもは、がっかりして、水の中に入って、「お母さん、お母さん」と言って、つかまえたのが木だった。それをずうっと、お母さんとして、最初につかまえた木をお母さんとして、位牌といって祭ったそうだ。これから、お位牌は必ず、木で作っているそうです。 |
| 全体の記録時間数 | 1:04 |
| 物語の時間数 | 1:32 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | 〇 |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |