
名護親方の話だが、この名護親方は、とてもけちだったそうだ。大工に(ちっとも)御馳走を出さない。「あんな(けちな)親方っているか」と、大工うちで相談して、上等の材料なんだが、「わざと手を抜いて作れよ」と、仲間に言いつけて、手抜きで作って建てたそうだ。建てたが、柱は、床柱もみんな反対、逆に建てた。親方は最初から分かっていたそうだ。「私のもてなし方が悪くて、手抜きをするんだな」と。それでも親方はそのまま建てさせた。そして、落成祝いの時、交替、交替で舞って、最後に棟梁が舞うんが、棟梁は斧を持って舞いながら、わざと床柱をぶちこわした。親方は、分かっていたから、「これで、かえってよかった」と(思って)何も言わなかった。それで、とうとう床柱は建て直したそうだ。
| レコード番号 | 47O220441 |
|---|---|
| CD番号 | 47O22C021 |
| 決定題名 | 名護親方 床柱の逆立て(共通語) |
| 話者がつけた題名 | 名護親方 床柱の逆立て |
| 話者名 | 前田仲建 |
| 話者名かな | まえだちゅうけん |
| 生年月日 | 19111101 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県大宜味村饒波 |
| 記録日 | 19830304 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 大宜味村饒波T19A18 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 12 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 名護親方,けち,大工,御馳走,手を抜いて,建てた,床柱,逆に建てた,落成祝い,棟梁,舞う,斧を持って舞う, |
| 梗概(こうがい) | 名護親方の話だが、この名護親方は、とてもけちだったそうだ。大工に(ちっとも)御馳走を出さない。「あんな(けちな)親方っているか」と、大工うちで相談して、上等の材料なんだが、「わざと手を抜いて作れよ」と、仲間に言いつけて、手抜きで作って建てたそうだ。建てたが、柱は、床柱もみんな反対、逆に建てた。親方は最初から分かっていたそうだ。「私のもてなし方が悪くて、手抜きをするんだな」と。それでも親方はそのまま建てさせた。そして、落成祝いの時、交替、交替で舞って、最後に棟梁が舞うんが、棟梁は斧を持って舞いながら、わざと床柱をぶちこわした。親方は、分かっていたから、「これで、かえってよかった」と(思って)何も言わなかった。それで、とうとう床柱は建て直したそうだ。 |
| 全体の記録時間数 | 1:46 |
| 物語の時間数 | 1:46 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | 〇 |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |