
夫が漁に出て、遭難して帰らなかった。妻は、夫が船出した所で、いつも夫の帰りを待っていた。他のたくさんの男達が、「私の妻になってくれ」と言って来たが、絶対受け入れなかった。そして、いつも涙を流して、「私の夫は、本当に溺れてしまったんだろうか」と、待っていたが、一向に帰って来ない。それで、泣いて、泣いて、泣いた涙がクムイ(池)になったという話です。向こうでの話。ずーぅと泣き続けて、これがクムイになるまで泣き続けていたところ、八重山にこの夫が生きておるということで情報が入った。妻は、飛び上がって喜んだ。それから、この夫が帰って来て、今も楽しく暮らしたという。伝説じゃない、これ実際の話、明治時代の。それで、この三か間泣き続けたクムイ、涙のクムイを夫(うとぅ)待ちクムイと言っている。今でも、「女(いなぐ)てぃらむんや 夫(うとぅ)とぅまじょんなり 夫(うとぅ)振いる女(いなぐ) うりに浴みし(女というものは夫と一体である 夫を振る女は この夫待ちグムイで浴びせなさい)」という歌がある。「夫(うとぅ)とぅる一道(ちゅみち)やる、夫(うとぅ)振いる女(いなぐ) うりに浴みしり」夫を振る女はこの夫待ちグムイ、涙でクムイに浴みらしという歌があります。
| レコード番号 | 47O220419 |
|---|---|
| CD番号 | 47O22C020 |
| 決定題名 | 夫待ちグムイ(共通語) |
| 話者がつけた題名 | 夫待ちグムイ |
| 話者名 | 富原神太郎 |
| 話者名かな | とみはらかんたろう |
| 生年月日 | 19040701 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県大宜味村大兼久 |
| 記録日 | 19830304 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 大宜味村大兼久T18B06 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 20 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | 田名の区長さんから |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 夫,漁に出て,遭難,帰らない,妻,船出した所,待つ,涙を流して,泣いた涙がクムイ(池)になった,八重山,生きていた,帰って来た,楽しく暮らした,実際の話,明治時代,歌 |
| 梗概(こうがい) | 夫が漁に出て、遭難して帰らなかった。妻は、夫が船出した所で、いつも夫の帰りを待っていた。他のたくさんの男達が、「私の妻になってくれ」と言って来たが、絶対受け入れなかった。そして、いつも涙を流して、「私の夫は、本当に溺れてしまったんだろうか」と、待っていたが、一向に帰って来ない。それで、泣いて、泣いて、泣いた涙がクムイ(池)になったという話です。向こうでの話。ずーぅと泣き続けて、これがクムイになるまで泣き続けていたところ、八重山にこの夫が生きておるということで情報が入った。妻は、飛び上がって喜んだ。それから、この夫が帰って来て、今も楽しく暮らしたという。伝説じゃない、これ実際の話、明治時代の。それで、この三か間泣き続けたクムイ、涙のクムイを夫(うとぅ)待ちクムイと言っている。今でも、「女(いなぐ)てぃらむんや 夫(うとぅ)とぅまじょんなり 夫(うとぅ)振いる女(いなぐ) うりに浴みし(女というものは夫と一体である 夫を振る女は この夫待ちグムイで浴びせなさい)」という歌がある。「夫(うとぅ)とぅる一道(ちゅみち)やる、夫(うとぅ)振いる女(いなぐ) うりに浴みしり」夫を振る女はこの夫待ちグムイ、涙でクムイに浴みらしという歌があります。 |
| 全体の記録時間数 | 3:11 |
| 物語の時間数 | 3:07 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | 〇 |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |