
これは宜名真沖での話である。昭和六、七年頃に漁師をしていた頃、年上の人達に連れられて海に行った。ある夜、ちょうど北風が吹いている晩だったが、与論の方から汽船が来る火が見えた。見ていると、次第にその船が自分達の所に近寄って来た。「これは危険だ」と、その船にここにも船がいること知らせようと、自分達は高々と松明の火を上げた。その船の火は、近寄ってきたら、明かりは消えてしまった。しばらくして、船が向かっている方向を見たら、離れてからまたその火が現れて、そのままこっちに向かってきた。それは本当の船ではなく、船の亡霊、タマガイだというのに気付いた。あれは、ただその一晩だけの出来事で、それ以後見たことはない。
| レコード番号 | 47O220416 |
|---|---|
| CD番号 | 47O22C020 |
| 決定題名 | 宜名真沖の幽霊船(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | 宜名真沖の幽霊船 |
| 話者名 | 大宜見朝栄 |
| 話者名かな | おおぎみちょうえい |
| 生年月日 | 19141205 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県大宜味村大兼久 |
| 記録日 | 19830304 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 大宜味村大兼久T18B04 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 30 |
| 発句(ほっく) | このはなしや |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 宜名真沖,昭和六、七年頃,漁師,年上の人達,海,北風,晩,与論,汽船,火が見えた,近寄る,松明,明かりは消えた,船の亡霊,タマガイ, |
| 梗概(こうがい) | これは宜名真沖での話である。昭和六、七年頃に漁師をしていた頃、年上の人達に連れられて海に行った。ある夜、ちょうど北風が吹いている晩だったが、与論の方から汽船が来る火が見えた。見ていると、次第にその船が自分達の所に近寄って来た。「これは危険だ」と、その船にここにも船がいること知らせようと、自分達は高々と松明の火を上げた。その船の火は、近寄ってきたら、明かりは消えてしまった。しばらくして、船が向かっている方向を見たら、離れてからまたその火が現れて、そのままこっちに向かってきた。それは本当の船ではなく、船の亡霊、タマガイだというのに気付いた。あれは、ただその一晩だけの出来事で、それ以後見たことはない。 |
| 全体の記録時間数 | 2:32 |
| 物語の時間数 | 2:24 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | 〇 |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |