火の神報恩(共通語)

概要

火の神を渡したのは津波のシリーの方と言っていた。昔、平南川(へなんがわ)には橋が架かっていなかったから、羽地とか名護辺りに行くときには、潮の満つ時は、迂回して内廻りして行きよった。潮が引いた時は、下に下りて行って、浜から歩いて行った。浜辺を突っ切って行くと四分の一ぐらいの距離で行けた。火の神様が、ここを渡ろうとしたが、水の中では火はすぐ消えるから、渡られんでいた。旅人、津波のシリーという屋号の方が、そこの主人であるかどうか分からんですが、その方がおんぶして渡してくれたわけです。そうしたら、これは例(たと)え話だと思うんだが、火の神が、「あんたはどこの誰か」と聞くから、「私は津波のシリー屋だ」と言った。そしたら、この火の神が、「私は実は火の神だ。この恩返しに、火事とか火災とかこういった時にはあんたの家には遠慮して、火災起こさないようにしてやる」と、神様の方からお告げがあったんだとかいうふうにそら覚えしています。

民話詳細DATA

レコード番号 47O220303
CD番号 47O22C015
決定題名 火の神報恩(共通語)
話者がつけた題名 火の神報恩
話者名 親川富二
話者名かな おやかわとみじ
生年月日 19161110
性別
出身地 沖縄県大宜味村白浜
記録日 19830305
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 大宜味村白浜T14B01
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 12
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 『おおぎみの昔話』(平成10年3月31日 大宜味村教育委員会発行)P169    
キーワード 火の神,津波,シリー,平南川,橋がない,羽地,名護,潮の満つ時,迂回,潮が引いた時,浜から歩いた,旅人,渡れない,おんぶして渡す,恩返し,火事,火災,遠慮,お告げ
梗概(こうがい) 火の神を渡したのは津波のシリーの方と言っていた。昔、平南川(へなんがわ)には橋が架かっていなかったから、羽地とか名護辺りに行くときには、潮の満つ時は、迂回して内廻りして行きよった。潮が引いた時は、下に下りて行って、浜から歩いて行った。浜辺を突っ切って行くと四分の一ぐらいの距離で行けた。火の神様が、ここを渡ろうとしたが、水の中では火はすぐ消えるから、渡られんでいた。旅人、津波のシリーという屋号の方が、そこの主人であるかどうか分からんですが、その方がおんぶして渡してくれたわけです。そうしたら、これは例(たと)え話だと思うんだが、火の神が、「あんたはどこの誰か」と聞くから、「私は津波のシリー屋だ」と言った。そしたら、この火の神が、「私は実は火の神だ。この恩返しに、火事とか火災とかこういった時にはあんたの家には遠慮して、火災起こさないようにしてやる」と、神様の方からお告げがあったんだとかいうふうにそら覚えしています。
全体の記録時間数 2:44
物語の時間数
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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