真玉橋の人柱(共通語)

概要

真玉橋は、どんなに造っても造っても壊れて、大水が出ると、その下の方の田んぼまでみんな流されていた。この橋をどうやって造ったら、頑丈で流されないように出来るかねえと言ったら、あるお母さんが「ナナイルムーティーしている女の人を生贄に埋めたらこの橋は壊れないで建つよ」という夢を見たって。それを、自分から口に出して、みんな世間に広げたわけ。そしたら、自分から先に言った、このお母さんが、ナナイルムーティーしていたって。それで、このお母さんは娘に、「絶対、自分から先に物を言ったらいかんよー」と言った。この娘はもう驚いて、唖みたいに押し黙ってしまって、物言わなくなったって。このお母さんがは、自分がナナイルムーティーしているということを知らなかったわけね。だから、首里城から役人が来て、どんなムーティーしているかって、女の人みんな調べたって。そしたら、その言ったお母さん本人がナナイルムーティーやっていた。それで、「自分はあんなこと言わなければ良かった。何で、私は、いつの間にこのナナイルムーティーしていたのかねえ」といって、「自分から先に言わなければ良かった」と悔やんで、その娘に遺言をして、自分は生き埋めにされた。その人の娘はもう唖みたいに押し黙って物を言わなくなった。そしたら、ウムヤーグヮーが出来ているけれども、もう物も言わないからといって断り続けてきた。そしたら、この男が神様にお願いして、「私は確かにこの人を嫁にしたいから、この人のお母さんがこんなに生贄になって、で、こんなにして皆で生贄になることはないでしょう。神様、助けてください」って、このウムヤーの男の人がお願いしたら、ある日、娘は「ヤッチー」とか、何とか言葉出したって。それから言葉言い始めて、二人結婚して、娘は幸せになったという話。那覇でこの芝居見た。

再生時間:3:47

民話詳細DATA

レコード番号 47O220294
CD番号 47O22C014
決定題名 真玉橋の人柱(共通語)
話者がつけた題名 真玉橋の人柱
話者名 金城千代
話者名かな きんじょうちよ
生年月日 19101205
性別
出身地 沖縄県今帰仁村仲尾次
記録日 19830303
記録者の所属組織 沖縄県口承文芸学術調査団
元テープ番号 大宜味村喜如嘉13B07
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 12
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード 真玉橋,造っても造っても壊れて,大水が出る,田んぼ,みんな流された,あるお母さん,ナナイルムーティーしている女,生贄,埋めたら,壊れない,建つ,夢を見た,自分から口に出し,世間に広げた,先に物を言ったらいかん,娘,物言わなくなった,首里城,役人,女の人みんな調べた,遺言,生き埋め,ウムヤーグヮー,男,神様にお願い,嫁,ヤッチー,言葉出した,二人結婚,幸せになった,那覇,芝居,
梗概(こうがい) 真玉橋は、どんなに造っても造っても壊れて、大水が出ると、その下の方の田んぼまでみんな流されていた。この橋をどうやって造ったら、頑丈で流されないように出来るかねえと言ったら、あるお母さんが「ナナイルムーティーしている女の人を生贄に埋めたらこの橋は壊れないで建つよ」という夢を見たって。それを、自分から口に出して、みんな世間に広げたわけ。そしたら、自分から先に言った、このお母さんが、ナナイルムーティーしていたって。それで、このお母さんは娘に、「絶対、自分から先に物を言ったらいかんよー」と言った。この娘はもう驚いて、唖みたいに押し黙ってしまって、物言わなくなったって。このお母さんがは、自分がナナイルムーティーしているということを知らなかったわけね。だから、首里城から役人が来て、どんなムーティーしているかって、女の人みんな調べたって。そしたら、その言ったお母さん本人がナナイルムーティーやっていた。それで、「自分はあんなこと言わなければ良かった。何で、私は、いつの間にこのナナイルムーティーしていたのかねえ」といって、「自分から先に言わなければ良かった」と悔やんで、その娘に遺言をして、自分は生き埋めにされた。その人の娘はもう唖みたいに押し黙って物を言わなくなった。そしたら、ウムヤーグヮーが出来ているけれども、もう物も言わないからといって断り続けてきた。そしたら、この男が神様にお願いして、「私は確かにこの人を嫁にしたいから、この人のお母さんがこんなに生贄になって、で、こんなにして皆で生贄になることはないでしょう。神様、助けてください」って、このウムヤーの男の人がお願いしたら、ある日、娘は「ヤッチー」とか、何とか言葉出したって。それから言葉言い始めて、二人結婚して、娘は幸せになったという話。那覇でこの芝居見た。
全体の記録時間数 3:55
物語の時間数 3:47
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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