喜如嘉蛙と国頭蛙(共通語)

概要

喜如嘉蛙と国頭蛙が両方とも田んぼから、一番高いところのウガミに上がってきて、大きな松の木に登って、「うちの田んぼが大きいんだ」「うちの田んぼが大きいんだ」と言ってイーガエー〔口論〕する。二人向かい合っていて、蛙は目が後ろについているから、本当は、相手の田んぼを見ているつもりでも、自分の田んぼしか見えないわけ。お互いにもう他の田んぼは見えないわけです。「私の方が大きいんだ」と言い合いをしている時に、烏がカーっていって飛んできた。蛙というのはびっくりしたらシッコするので、烏が飛んできたから、二人の蛙はおしっこしてしまった。その下にはウガミの神様が座っているから、神様の頭におしっこかけてしまったわけ。神様は怒って、「誰か、人の頭におしっこする者は」と言って、お供えされている線香に火点けて、二人のお尻にジューとつけたからもうたまらない。二人とも自然に向かい合っている田んぼに飛びこんだ。それで、喜如嘉田んぼの蛙は奥間田んぼに、奥間田んぼの蛙は喜如嘉田んぼに飛びこんだ。それで、喜如嘉と奥間の蛙の先祖が入れ代わったというようなお話がある。これは、作った人達はまだあんまり古くもない、私たちがまだ分かる人達なんですけど、今の区長のお父さんの平良嘉次郎さんという方と、金城シュウジロウさんという方です。非常に二人ともお話が上手で、そしてもうあの人がする話もこの人がする話ももう勝ち負けが分からんわけ。そして、二人なんで勝とうかねえといって、やったのがこの喜如嘉田んぼの蛙(あたびか)と国頭田んぼの蛙(あたびか)の話。シュウジロウ小父さんがやって、そして嘉次郎さんが負けたとか。そういうような言い伝えがあります。

再生時間:2:50

民話詳細DATA

レコード番号 47O220257
CD番号 47O22C012
決定題名 喜如嘉蛙と国頭蛙(共通語)
話者がつけた題名 喜如嘉蛙と国頭蛙
話者名 大城茂子
話者名かな おおしろしげこ
生年月日 19211223
性別
出身地 沖縄県大宜味村謝名城
記録日 19830303
記録者の所属組織 沖縄県口承文芸学術調査団
元テープ番号 大宜味村謝名城T11A13
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 11
発句(ほっく) きじょかかえると
伝承事情
文字化資料 『おおぎみの昔話』(平成10年3月31日 大宜味村教育委員会発行)P21  
キーワード 喜如嘉蛙,国頭蛙,田んぼ,一番高いところ,ウガミ,大きな松の木,田んぼが大きい,口論,二人向かい合う,蛙は目が後ろについている,烏がカーって飛んできた,びっくりしたらシッコする,ウガミの神様,神様の頭,線香に火点け,お尻にジューとつけた,田んぼに飛びこむ,先祖が入れ代わった,
梗概(こうがい) 喜如嘉蛙と国頭蛙が両方とも田んぼから、一番高いところのウガミに上がってきて、大きな松の木に登って、「うちの田んぼが大きいんだ」「うちの田んぼが大きいんだ」と言ってイーガエー〔口論〕する。二人向かい合っていて、蛙は目が後ろについているから、本当は、相手の田んぼを見ているつもりでも、自分の田んぼしか見えないわけ。お互いにもう他の田んぼは見えないわけです。「私の方が大きいんだ」と言い合いをしている時に、烏がカーっていって飛んできた。蛙というのはびっくりしたらシッコするので、烏が飛んできたから、二人の蛙はおしっこしてしまった。その下にはウガミの神様が座っているから、神様の頭におしっこかけてしまったわけ。神様は怒って、「誰か、人の頭におしっこする者は」と言って、お供えされている線香に火点けて、二人のお尻にジューとつけたからもうたまらない。二人とも自然に向かい合っている田んぼに飛びこんだ。それで、喜如嘉田んぼの蛙は奥間田んぼに、奥間田んぼの蛙は喜如嘉田んぼに飛びこんだ。それで、喜如嘉と奥間の蛙の先祖が入れ代わったというようなお話がある。これは、作った人達はまだあんまり古くもない、私たちがまだ分かる人達なんですけど、今の区長のお父さんの平良嘉次郎さんという方と、金城シュウジロウさんという方です。非常に二人ともお話が上手で、そしてもうあの人がする話もこの人がする話ももう勝ち負けが分からんわけ。そして、二人なんで勝とうかねえといって、やったのがこの喜如嘉田んぼの蛙(あたびか)と国頭田んぼの蛙(あたびか)の話。シュウジロウ小父さんがやって、そして嘉次郎さんが負けたとか。そういうような言い伝えがあります。
全体の記録時間数 3:03
物語の時間数 2:50
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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