
龍宮の王様のお嬢さんが病気になって、それで、「生きた猿の肝を取って来てね、このお嬢さんに煎じて飲ましたら、すぐに元気になるから。」と、いうことで、「誰が行くか。」となったら、「クラゲなら、猿でも乗せられるよ。」と、このお使いに行く者にクラゲが当たったって。そして、そのクラゲが猿のいるところまで行ってね、浜辺の木にぶら下がって遊んでいる猿をみつけて、そのクラゲが猿に、「龍宮にいいところがあるから行こう。」と言って、誘い出したら、猿は面白がってね、クラゲにまたがって行ったそうだよ。それが途中まで行かないうちに、クラゲが、「実はね、殿様のお嬢さんが病気が重くなっているだが、猿の生きた肝をあげたら治るというからあんた連れて来たよ。」「ああ、そう。それだったら早く言えばいいのに。私の肝はあっちの木の枝にひっ下げて来たよ。」と言うから猿の住んでいた島に戻って行ってそうだ。島に着くと、猿はすぐにね、「じゃあ、あの木の枝から肝取って来ような。」と陸に上がって行って、そしたら、猿は木に登ると、「うまく騙されたねえ、お前みたいな馬鹿、馬鹿たれ。」と言って逃げてしまったさ。そいで、このクラゲは、猿に逃げられたからもうしくじっているさあね。殿様のところに行ってわけを話したら、「もうお前は本当の馬鹿だ。」と言って、みんなにひどく叩かれたから、クラゲはもう骨も無い。それで、クラゲは、今のようなよたよたになったという話。
| レコード番号 | 47O362032 |
|---|---|
| CD番号 | 47O36C078 |
| 決定題名 | クラゲ骨なし(共通語) |
| 話者がつけた題名 | 猿の生肝 |
| 話者名 | 宮城ユキ |
| 話者名かな | みやぎゆき |
| 生年月日 | 19140905 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県北中城村字渡口 |
| 記録日 | 19910303 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 北中城村補足調査6班T46B09 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 12 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 北中城の民話 P513 |
| キーワード | 龍宮,王様,猿の肝,クラゲ,猿,病気,姫 |
| 梗概(こうがい) | 龍宮の王様のお嬢さんが病気になって、それで、「生きた猿の肝を取って来てね、このお嬢さんに煎じて飲ましたら、すぐに元気になるから。」と、いうことで、「誰が行くか。」となったら、「クラゲなら、猿でも乗せられるよ。」と、このお使いに行く者にクラゲが当たったって。そして、そのクラゲが猿のいるところまで行ってね、浜辺の木にぶら下がって遊んでいる猿をみつけて、そのクラゲが猿に、「龍宮にいいところがあるから行こう。」と言って、誘い出したら、猿は面白がってね、クラゲにまたがって行ったそうだよ。それが途中まで行かないうちに、クラゲが、「実はね、殿様のお嬢さんが病気が重くなっているだが、猿の生きた肝をあげたら治るというからあんた連れて来たよ。」「ああ、そう。それだったら早く言えばいいのに。私の肝はあっちの木の枝にひっ下げて来たよ。」と言うから猿の住んでいた島に戻って行ってそうだ。島に着くと、猿はすぐにね、「じゃあ、あの木の枝から肝取って来ような。」と陸に上がって行って、そしたら、猿は木に登ると、「うまく騙されたねえ、お前みたいな馬鹿、馬鹿たれ。」と言って逃げてしまったさ。そいで、このクラゲは、猿に逃げられたからもうしくじっているさあね。殿様のところに行ってわけを話したら、「もうお前は本当の馬鹿だ。」と言って、みんなにひどく叩かれたから、クラゲはもう骨も無い。それで、クラゲは、今のようなよたよたになったという話。 |
| 全体の記録時間数 | 2:20 |
| 物語の時間数 | 2:03 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | ○ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |