比屋根クヮークヮー(シマグチ)

概要

今の幼稚園のところに、私の土地が二千坪ある。それが農道の杭が通っているが、そこに、比屋根の方に向かっている比屋根クワーシーと言う岩があった。今では、ぶち割ってしまったのさ。あれは下顎がこんなになってジャーの口ようになっていたんだ。そして、その岩をこっちでは、比屋根クワークワーと呼びよったそうだ。まあ、その霊高い岩が前の比屋根に向かって、「比屋根クワークワー、与儀栄え。」と言っていたそうだから、その岩に向かったところは、比屋根の字の中心なんだが、土地は全部、比屋根の字ではない人の畑で比屋根の屋敷にはなっていない。そうしたら、比屋根の人が、「あ、この岩はこういうことをするから比屋根は栄えないんだな。」と岩があるのはこっちだから、こっちに願いに来たそうだ。それで、こっちでは、「それは自分の元祖の岩であるけれども、そうなら割りなさい。」と言って割らしたそうだ。それで、比屋根の人が下顎を叩き割ったって。割ったからそれからはこの岩は、「比屋根クワークワー、与儀栄え。」とはもう叫べなくなったんだ。それから、比屋根はまた次第々に金持ちになり始まって、与儀よりも裕福になって、今ではもう大金持ちになっている。今、その岩は全部無くなってしまった。

再生時間:2:15

民話詳細DATA

レコード番号 47O361922
CD番号 47O36C073
決定題名 比屋根クヮークヮー(シマグチ)
話者がつけた題名
話者名 比嘉為昌
話者名かな ひがためしょう
生年月日 19031027
性別
出身地 沖縄県北中城村字仲順
記録日 19811213
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 北中城村補足調査班T39A06
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 20
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 北中城の民話 P93
キーワード 比屋根,比屋根クワーシー,岩,比屋根クワークワー
梗概(こうがい) 今の幼稚園のところに、私の土地が二千坪ある。それが農道の杭が通っているが、そこに、比屋根の方に向かっている比屋根クワーシーと言う岩があった。今では、ぶち割ってしまったのさ。あれは下顎がこんなになってジャーの口ようになっていたんだ。そして、その岩をこっちでは、比屋根クワークワーと呼びよったそうだ。まあ、その霊高い岩が前の比屋根に向かって、「比屋根クワークワー、与儀栄え。」と言っていたそうだから、その岩に向かったところは、比屋根の字の中心なんだが、土地は全部、比屋根の字ではない人の畑で比屋根の屋敷にはなっていない。そうしたら、比屋根の人が、「あ、この岩はこういうことをするから比屋根は栄えないんだな。」と岩があるのはこっちだから、こっちに願いに来たそうだ。それで、こっちでは、「それは自分の元祖の岩であるけれども、そうなら割りなさい。」と言って割らしたそうだ。それで、比屋根の人が下顎を叩き割ったって。割ったからそれからはこの岩は、「比屋根クワークワー、与儀栄え。」とはもう叫べなくなったんだ。それから、比屋根はまた次第々に金持ちになり始まって、与儀よりも裕福になって、今ではもう大金持ちになっている。今、その岩は全部無くなってしまった。
全体の記録時間数 2:33
物語の時間数 2:15
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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