
その井戸は、大変暗いから楚辺暗井戸と名が付いたって。読谷の楚辺のほうに育っている人であったが、妹さんが水を汲みに行ったときに、このイキーもまた水汲むところに行って妹と会ったんだが、そこの井戸は深い洞窟の中で真っ暗だから、お互いにだれとは分からないんですね。そのイキーは、「もうどんなきれいな女なのかな。」と思っていたが、もういつもそこで会っていたって。そうしたら後はね、二人は兄弟とは知らないから会う相談してあげくの果てはね、この兄さんは自分の妹と関係をもっているんだよ。そうしたら、妹は、「珍しいなあ、どこの男の人かね。」と、思ってまた兄さんも相手が分からなかったから、「今日は、この女がどこの女か隠れて見てやろう。」って、このイキーは追いかけて行って、明るいところへ出てからその女を見たんだよ。そしたら、自分の妹だったからね、もうこれは恥さね。イキーは妹を殺して、自分も死んだんだよ。
| レコード番号 | 47O361897 |
|---|---|
| CD番号 | 47O36C072 |
| 決定題名 | 楚辺暗井戸(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 名嘉真敏子 |
| 話者名かな | なかまとしこ |
| 生年月日 | 19101103 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県那覇市首里 |
| 記録日 | 19811213 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 北中城村補足調査7班T38A04 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 20 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | お年寄りや母親から聞いた |
| 文字化資料 | 北中城の民話 P288 |
| キーワード | 楚辺暗井戸,読谷,楚辺,妹,洞窟,兄 |
| 梗概(こうがい) | その井戸は、大変暗いから楚辺暗井戸と名が付いたって。読谷の楚辺のほうに育っている人であったが、妹さんが水を汲みに行ったときに、このイキーもまた水汲むところに行って妹と会ったんだが、そこの井戸は深い洞窟の中で真っ暗だから、お互いにだれとは分からないんですね。そのイキーは、「もうどんなきれいな女なのかな。」と思っていたが、もういつもそこで会っていたって。そうしたら後はね、二人は兄弟とは知らないから会う相談してあげくの果てはね、この兄さんは自分の妹と関係をもっているんだよ。そうしたら、妹は、「珍しいなあ、どこの男の人かね。」と、思ってまた兄さんも相手が分からなかったから、「今日は、この女がどこの女か隠れて見てやろう。」って、このイキーは追いかけて行って、明るいところへ出てからその女を見たんだよ。そしたら、自分の妹だったからね、もうこれは恥さね。イキーは妹を殺して、自分も死んだんだよ。 |
| 全体の記録時間数 | 1:26 |
| 物語の時間数 | 1:07 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ○ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |