
昔、お祭りとかでご馳走作るシチビいうてあるでしょう。そのとき、御茶当真五郎という乱暴者の幽霊が来て、みなこれを奪ってしまうから、もう熱田では食べる物がなくなって、また荻道、大城に行って食べて悪いことをしておった。それで、みんなが、「これにいつも食べられるから、このシチビの日をあれが来ない前に一日早くやってしまおう。」と、計画したらしい。シチビを一日早くしたらね、それが成功してね、御茶当真五郎の幽霊がいつものシチビの日が来たら、もうここは食べてしもうてなんにもないから、あれはまた向こう行ったら、また向こうもなくなってしまって、これでもう食べる物がなくなってしまったんだ。この御茶当真五郎、ウフシヌマグラーっていうのは、また相撲場にみんなが集まっておるときに来たから、相撲取ったらね、みんなこの幽霊に負けてしもうて、もうどうにもならん。御茶当真五郎、ウフシヌマグラーは相手が弱いから面白くないんだ。それで、だれかが、「どこそこに強い人がいるよ。」と言う話を聞いたから、「ああ、そいつと勝負をしようか。」と行ったらしいけど、行ったらその強い人が寝ているから、「いいや、起こしてこよう。」とこの御茶当真五郎、ウフシヌマグラーが、起こしに行ったそうだ。「おい、起きれ、起きれ。」言うと、これの嫁さんが、「今日は、風邪をひいているから相撲は取れません。」と言うたからね、見たら、「なんだ。風邪ひいてね、女のカカンを被って寝ておるよ。これじゃあ、相撲とれないか。」と言ってね、笑って帰りよったって。そんで、幽霊がおったらね、褌でも被ったら近づかんという話が昔あったです。
| レコード番号 | 47O361841 |
|---|---|
| CD番号 | 47O36C069 |
| 決定題名 | 御茶当真五郎(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 大城栄光 |
| 話者名かな | おおしろえいこう |
| 生年月日 | 19151106 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県北中城村字熱田 |
| 記録日 | 19811213 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 北中城村字熱田調査17班T34A15 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 12 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 北中城の民話 P107 |
| キーワード | ご馳走作,シチビ,御茶当真五郎,幽霊,熱田,荻道,大城,ウフシヌマグラー,相撲 |
| 梗概(こうがい) | 昔、お祭りとかでご馳走作るシチビいうてあるでしょう。そのとき、御茶当真五郎という乱暴者の幽霊が来て、みなこれを奪ってしまうから、もう熱田では食べる物がなくなって、また荻道、大城に行って食べて悪いことをしておった。それで、みんなが、「これにいつも食べられるから、このシチビの日をあれが来ない前に一日早くやってしまおう。」と、計画したらしい。シチビを一日早くしたらね、それが成功してね、御茶当真五郎の幽霊がいつものシチビの日が来たら、もうここは食べてしもうてなんにもないから、あれはまた向こう行ったら、また向こうもなくなってしまって、これでもう食べる物がなくなってしまったんだ。この御茶当真五郎、ウフシヌマグラーっていうのは、また相撲場にみんなが集まっておるときに来たから、相撲取ったらね、みんなこの幽霊に負けてしもうて、もうどうにもならん。御茶当真五郎、ウフシヌマグラーは相手が弱いから面白くないんだ。それで、だれかが、「どこそこに強い人がいるよ。」と言う話を聞いたから、「ああ、そいつと勝負をしようか。」と行ったらしいけど、行ったらその強い人が寝ているから、「いいや、起こしてこよう。」とこの御茶当真五郎、ウフシヌマグラーが、起こしに行ったそうだ。「おい、起きれ、起きれ。」言うと、これの嫁さんが、「今日は、風邪をひいているから相撲は取れません。」と言うたからね、見たら、「なんだ。風邪ひいてね、女のカカンを被って寝ておるよ。これじゃあ、相撲とれないか。」と言ってね、笑って帰りよったって。そんで、幽霊がおったらね、褌でも被ったら近づかんという話が昔あったです。 |
| 全体の記録時間数 | 2:55 |
| 物語の時間数 | 2:36 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | ○ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |