子育て幽霊(シマグチ)

概要

昔の話だけどね、この妊娠している人が亡くなったから、もうお腹の中に子どもを持ったままね、墓に送り届けたから、この子どもは墓の中で生み月になって生まれたって聞いているんだよ。母親は、「自分は、息も止まっているのにこんなでも生まれるのかねえ。」と自分でも不思議に思うでしょう。もう母親は赤ん坊に食べさせるのもなにもないでしょう。だから、「子どもに飴を食べさせる。」と打ち紙というのがあるでしょう。あれをこの母親がお店に持って行って買いに来たら、これがお金置いて行く間はお金になって見えるって。それで、その女が行ってしまったら、これが紙に変わるわけさ。昔は人が亡くなったら、お茶をお供えするために一週間はお墓に通いましたよ。それで、墓に行ったら子どもの泣き声が聞こえたから墓を開けたら、この墓の中で生まれた赤ちゃんがウェー、ウェーして泣いていたというんだよ。そして、このときから打ち紙で飴を買いに来たから、「後生ではこれがお金なんだね。」って言って、打ち紙をお供えするようになったって話だよ。

再生時間:1:16

民話詳細DATA

レコード番号 47O361816
CD番号 47O36C068
決定題名 子育て幽霊(シマグチ)
話者がつけた題名
話者名 平良ヨシ
話者名かな たいらよし
生年月日 19110418
性別
出身地 沖縄県北中城村字熱田
記録日 19811213
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 北中城調査字熱田調査7班T33B09
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 12
発句(ほっく)
伝承事情 年寄りから聞いた
文字化資料 北中城の民話 P423
キーワード 妊娠,墓,赤ん坊,お金,赤ちゃん,飴,子育て幽霊,ナーチャミー,打ち紙
梗概(こうがい) 昔の話だけどね、この妊娠している人が亡くなったから、もうお腹の中に子どもを持ったままね、墓に送り届けたから、この子どもは墓の中で生み月になって生まれたって聞いているんだよ。母親は、「自分は、息も止まっているのにこんなでも生まれるのかねえ。」と自分でも不思議に思うでしょう。もう母親は赤ん坊に食べさせるのもなにもないでしょう。だから、「子どもに飴を食べさせる。」と打ち紙というのがあるでしょう。あれをこの母親がお店に持って行って買いに来たら、これがお金置いて行く間はお金になって見えるって。それで、その女が行ってしまったら、これが紙に変わるわけさ。昔は人が亡くなったら、お茶をお供えするために一週間はお墓に通いましたよ。それで、墓に行ったら子どもの泣き声が聞こえたから墓を開けたら、この墓の中で生まれた赤ちゃんがウェー、ウェーして泣いていたというんだよ。そして、このときから打ち紙で飴を買いに来たから、「後生ではこれがお金なんだね。」って言って、打ち紙をお供えするようになったって話だよ。
全体の記録時間数 1:36
物語の時間数 1:16
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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