
昔、今帰仁城に勤めておられる唐の人がね、中城の護佐丸を見に来られたってよ。昔は今帰仁から歩いて来るでしょう。昔は、あんなに遠いところから歩いてきたからね。そうしたら、仲門はここの根元だろう。その唐の人は、仲門の家に泊まって護佐丸を見て来てたりしていたからね、ここの女の子を妻にしてね、ここに二、三年はいたらしいね。後は、「もう帰らないといけない。」と言ってね、唐に帰ろうとしたから、この妻になっているのが、「私はもうここにいる。旅には行かない。」って言ってよ。そしたらもう、妻が頑張ったからね、「お前は行かないと言うのか。」と言ってね、この男は怒って、仲門の家に火をつけて焼いたそうです。この村の旗は、もともとはこの仲門に置いてあったんだが、このとき、村の人がその旗を小橋川に持って行って隠したからね、そのときからこの旗は、小橋川が預かりなさったって。今でも小橋川にあるそうだよ。そうしてまた、この後、向こうの小橋川の親元祖は、「旗を取られたらね、戦に負けるというからね、これは今から渡してはならないよ。」との遺言があったって言ってね、仲門には、今だに渡さないって。それで、今も村のエイサーの場合には、向こうの小橋川からこの旗を持って行くよ。
| レコード番号 | 47O361786 |
|---|---|
| CD番号 | 47O36C067 |
| 決定題名 | エイサーの旗の由来(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 大城カマド |
| 話者名かな | おおしろかまど |
| 生年月日 | 19020620 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県北中城村字熱田 |
| 記録日 | 19811213 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 北中城調査字熱田調査13班T33A04 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 80 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | おばあちゃんから糸を紡ぎながら聞いた |
| 文字化資料 | 北中城の民話 P115 |
| キーワード | 今帰仁城,唐,中城,護佐丸,仲門,根元,旗,小橋川,エイサー |
| 梗概(こうがい) | 昔、今帰仁城に勤めておられる唐の人がね、中城の護佐丸を見に来られたってよ。昔は今帰仁から歩いて来るでしょう。昔は、あんなに遠いところから歩いてきたからね。そうしたら、仲門はここの根元だろう。その唐の人は、仲門の家に泊まって護佐丸を見て来てたりしていたからね、ここの女の子を妻にしてね、ここに二、三年はいたらしいね。後は、「もう帰らないといけない。」と言ってね、唐に帰ろうとしたから、この妻になっているのが、「私はもうここにいる。旅には行かない。」って言ってよ。そしたらもう、妻が頑張ったからね、「お前は行かないと言うのか。」と言ってね、この男は怒って、仲門の家に火をつけて焼いたそうです。この村の旗は、もともとはこの仲門に置いてあったんだが、このとき、村の人がその旗を小橋川に持って行って隠したからね、そのときからこの旗は、小橋川が預かりなさったって。今でも小橋川にあるそうだよ。そうしてまた、この後、向こうの小橋川の親元祖は、「旗を取られたらね、戦に負けるというからね、これは今から渡してはならないよ。」との遺言があったって言ってね、仲門には、今だに渡さないって。それで、今も村のエイサーの場合には、向こうの小橋川からこの旗を持って行くよ。 |
| 全体の記録時間数 | 2:22 |
| 物語の時間数 | 1:54 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ○ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |