熱田カナー(シマグチ)

概要

小橋川の土地の前に砂糖小屋があった。夏の夕暮れはみんな涼みに行き、そこで寝泊まりしていると、部落の上から遺念火が降りてきた。火が降りてくる時、上の方には消防用の井戸があって、ここに来てまた役場の方に向かったという。昔の人はその火を熱田カナーといっていた。昔、役場の自警の人は御用と書かれた提灯を下げて手紙を配っていたが、これを見てあの世の者の火と言ったのかしっかりしたことはわからない。火の歩くのはよくわかる。部落の上にクィージ坂という所があって、きれいにカーブをえがいていて芝に小さな道を作ってそこに消防用の井戸があって側に人間の腹の高さぐらいの火消し石があった。それでマジムンを返すために建てられた石があった。首里の公家から仲門の娘をもらいに来て連れて行けなかったので火をつけた後でその娘が死んで遺念火になったのかもしれない。

再生時間:4:05

民話詳細DATA

レコード番号 47O361771
CD番号 47O36C067
決定題名 熱田カナー(シマグチ)
話者がつけた題名
話者名 安里加那
話者名かな あさとかな
生年月日 19000604
性別
出身地 沖縄県北中城村字熱田
記録日 19811213
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 北中城調査字渡口調査4班T32A07
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 20
発句(ほっく)
伝承事情 昔話として姉などから聞いた
文字化資料
キーワード 小橋川,砂糖小屋,遺念火,井戸,熱田カナー,クィージ坂,マジムン,仲門
梗概(こうがい) 小橋川の土地の前に砂糖小屋があった。夏の夕暮れはみんな涼みに行き、そこで寝泊まりしていると、部落の上から遺念火が降りてきた。火が降りてくる時、上の方には消防用の井戸があって、ここに来てまた役場の方に向かったという。昔の人はその火を熱田カナーといっていた。昔、役場の自警の人は御用と書かれた提灯を下げて手紙を配っていたが、これを見てあの世の者の火と言ったのかしっかりしたことはわからない。火の歩くのはよくわかる。部落の上にクィージ坂という所があって、きれいにカーブをえがいていて芝に小さな道を作ってそこに消防用の井戸があって側に人間の腹の高さぐらいの火消し石があった。それでマジムンを返すために建てられた石があった。首里の公家から仲門の娘をもらいに来て連れて行けなかったので火をつけた後でその娘が死んで遺念火になったのかもしれない。
全体の記録時間数 4:20
物語の時間数 4:05
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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