
屋良村の後ろは洞窟が多い。阿麻和利は北谷屋良の人である。阿麻和利は十歳の時まで歩けなかった。両親は畑にいくので豆を干してあった。雨が降ったので急いで家に帰ってくると阿麻和利は豆の番をしていたのだが、雨が降っても阿麻和利を家の中へ入れようとはせず豆を片付けてから阿麻和利を家の中へ入れた。それで阿麻和利は「あなた方は私より作物の方が大事なのか。」と言って飯を食えというのも聞かずに家を飛び出した。そして洞穴にこもった。両親が心配し探してみると洞穴にいたので芋などを持っていってあげたりした。阿麻和利は蜘蛛が巣を作るのを見て、そしてアブラゼミやクマゼミががひっかかり蜘蛛のえさになるのを見て、アダンを裂いて網を作り、川で魚を取った。そして魚を人々に分け与え、それを楽しみに生きていた。昔は、自分の食べるものはなくても上納はしなければならなかった。そして人々がどのように恩を返せばいいかと阿麻和利に尋ねると、阿麻和利は「いついつ、たいまつを持って集まれ。」と勝連、具志川、金武方面の人々にそうさせた。そして勝連按司は松明が見えたので、阿麻和利に「あれは何か。」と聞くと「あれは勝連城を攻めに来るのです。」と言った。勝連按司が見張り台に登ると阿麻和利が後ろから突き落とし自分の家来に按司を殺させ自分がそこの按司になった。勝連の按司は茂知附按司といって、王様が中部方面を治めさせていたが、その按司は人々から上納を搾り取っていた。
| レコード番号 | 47O361613 |
|---|---|
| CD番号 | 47O36C062 |
| 決定題名 | 阿麻和利 綱作り 城盗り(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 新垣徳章 |
| 話者名かな | あらかきとくしょう |
| 生年月日 | 19040105 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県北中城村字大城 |
| 記録日 | 19810924 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 北中城村字大城調査1班T25B06 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 20 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 北中城の民話 P337 |
| キーワード | 屋良,阿麻和利,北谷屋良,蜘蛛,勝連按司,勝連城,按司,茂知附按司 |
| 梗概(こうがい) | 屋良村の後ろは洞窟が多い。阿麻和利は北谷屋良の人である。阿麻和利は十歳の時まで歩けなかった。両親は畑にいくので豆を干してあった。雨が降ったので急いで家に帰ってくると阿麻和利は豆の番をしていたのだが、雨が降っても阿麻和利を家の中へ入れようとはせず豆を片付けてから阿麻和利を家の中へ入れた。それで阿麻和利は「あなた方は私より作物の方が大事なのか。」と言って飯を食えというのも聞かずに家を飛び出した。そして洞穴にこもった。両親が心配し探してみると洞穴にいたので芋などを持っていってあげたりした。阿麻和利は蜘蛛が巣を作るのを見て、そしてアブラゼミやクマゼミががひっかかり蜘蛛のえさになるのを見て、アダンを裂いて網を作り、川で魚を取った。そして魚を人々に分け与え、それを楽しみに生きていた。昔は、自分の食べるものはなくても上納はしなければならなかった。そして人々がどのように恩を返せばいいかと阿麻和利に尋ねると、阿麻和利は「いついつ、たいまつを持って集まれ。」と勝連、具志川、金武方面の人々にそうさせた。そして勝連按司は松明が見えたので、阿麻和利に「あれは何か。」と聞くと「あれは勝連城を攻めに来るのです。」と言った。勝連按司が見張り台に登ると阿麻和利が後ろから突き落とし自分の家来に按司を殺させ自分がそこの按司になった。勝連の按司は茂知附按司といって、王様が中部方面を治めさせていたが、その按司は人々から上納を搾り取っていた。 |
| 全体の記録時間数 | 9:34 |
| 物語の時間数 | 7:55 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ○ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |