子育て幽霊 打ち紙由来(シマグチ)

概要

ある女が妊娠したまま死んでしまった。妊娠したまま死んだので墓の中で子供を産んだ。この子供は泣いていた。後生に行った人でも自分の子供が泣いていたら気が休まらないので紙切れや木の葉を持っていって店へ行って「ウシの乳を売ってください。」と言った。そうやって毎日売っていてが、儲けを計算しようとすると、紙切れになったり木の葉になったりしていた。「あれ、この人は後生の世から来ていたんだね。」と言って「どうしてあなたはこうしているのですか。」というと、「私は後生で男の子を生んでこのようにしているのですけれど、この子が泣いて私の心が休まらない。だから私は乳を買うために金もないが、この子を私と一緒に死なせるわけにもいかない。苦しいけれど、人の前にこうして現れているのだが。」といった。「それじゃあ、心配するな。この子は私たちが育てるから。あなたが生きている人の前に現れると幽霊の扱いをされるので、もうあなたは来ないで、後生の金は私たちが作って持たせるので、こういうことはするな。」といったので後生から子供を連れてきて、そのおばあさんたちに渡した。そしてこのおばあさんたちが育てた。そして後生の金を作って持たせるからと言って、紙を打って金の形を作って持たせる。それから、後生の金はこれであるから千貫使ってください。」と言ってお供えする。それから打ち紙というのができた。

再生時間:3:11

民話詳細DATA

レコード番号 47O361589
CD番号 47O36C061
決定題名 子育て幽霊 打ち紙由来(シマグチ)
話者がつけた題名
話者名 名嘉真敏子
話者名かな なかまとしこ
生年月日 19120429
性別
出身地 沖縄県那覇市首里
記録日 19810926
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 北中城村字荻堂調査3班T23B03
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 12
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 北中城の民話 P421
キーワード 子育て幽霊,打ち紙由来,後生
梗概(こうがい) ある女が妊娠したまま死んでしまった。妊娠したまま死んだので墓の中で子供を産んだ。この子供は泣いていた。後生に行った人でも自分の子供が泣いていたら気が休まらないので紙切れや木の葉を持っていって店へ行って「ウシの乳を売ってください。」と言った。そうやって毎日売っていてが、儲けを計算しようとすると、紙切れになったり木の葉になったりしていた。「あれ、この人は後生の世から来ていたんだね。」と言って「どうしてあなたはこうしているのですか。」というと、「私は後生で男の子を生んでこのようにしているのですけれど、この子が泣いて私の心が休まらない。だから私は乳を買うために金もないが、この子を私と一緒に死なせるわけにもいかない。苦しいけれど、人の前にこうして現れているのだが。」といった。「それじゃあ、心配するな。この子は私たちが育てるから。あなたが生きている人の前に現れると幽霊の扱いをされるので、もうあなたは来ないで、後生の金は私たちが作って持たせるので、こういうことはするな。」といったので後生から子供を連れてきて、そのおばあさんたちに渡した。そしてこのおばあさんたちが育てた。そして後生の金を作って持たせるからと言って、紙を打って金の形を作って持たせる。それから、後生の金はこれであるから千貫使ってください。」と言ってお供えする。それから打ち紙というのができた。
全体の記録時間数 3:30
物語の時間数 3:11
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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