
あれ風水を組む風水見がですよ、城間仲の話を聞いたから、「そのお家はこんなすばらしい繁盛するんだが、珍しいね。」と言って、その家見に行ったらね、城間仲の屋敷内にはなんの風水も変わりはない。いいこともなければ、悪いこともない。そうして、その夕方であったそうです。その主人に会うて、「あんたのお墓を見せてくれませんか。」と言ったらね、「はい、行きましょう。」と言って、もう夜が暮れるころにお墓見に行ったら、あの港川に行くところに、この右には、今ずっと大きな建物がぜんぶ出来てもう上は山になっておるでしょう。あっちは全部城間仲の畑で、麦畑であったというがね、お墓に行く途中にね、その麦畑に入って、だれか二人か三名ぐらいで麦を刈ってよ、くびって担いで出るところをね、この主が見たそうだ。見たもんだから、その風水見に、「ちょっと控えてください。待っていてくださいよ。あれたちを通してから行きましょう。」と言って、それは盗人であるんだがね、盗人を捕まえてならんというわけさね。風水見も、「そうか。」と言って、それで盗人達を通してから、「それではお墓まで行きましょう。」と城間仲の主が行こうとしたそうですね。城間仲の主は心が豊かであって、人を縛る心はないというわけですな。風水見は、それを見たから、「いや、もうあんたの素晴らしさがもう分かりました。あんた方の風水は、こんなに立派な者ですねえ。」と言って、それでひっ返して、「城間仲は、主人があんな立派な心持っておるから、成功するのは当たりまえだ。」と言って帰って来たと。
| レコード番号 | 47O361559 |
|---|---|
| CD番号 | 47O36C059 |
| 決定題名 | 城間仲 風水見(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 比嘉吉繁 |
| 話者名かな | ひがよしはる |
| 生年月日 | 19051014 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県北中城村字大城 |
| 記録日 | 19810924 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 北中城村字荻道調査班T21B04 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 20 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 北中城の民話 P361 |
| キーワード | 風水見,城間仲,盗人 |
| 梗概(こうがい) | あれ風水を組む風水見がですよ、城間仲の話を聞いたから、「そのお家はこんなすばらしい繁盛するんだが、珍しいね。」と言って、その家見に行ったらね、城間仲の屋敷内にはなんの風水も変わりはない。いいこともなければ、悪いこともない。そうして、その夕方であったそうです。その主人に会うて、「あんたのお墓を見せてくれませんか。」と言ったらね、「はい、行きましょう。」と言って、もう夜が暮れるころにお墓見に行ったら、あの港川に行くところに、この右には、今ずっと大きな建物がぜんぶ出来てもう上は山になっておるでしょう。あっちは全部城間仲の畑で、麦畑であったというがね、お墓に行く途中にね、その麦畑に入って、だれか二人か三名ぐらいで麦を刈ってよ、くびって担いで出るところをね、この主が見たそうだ。見たもんだから、その風水見に、「ちょっと控えてください。待っていてくださいよ。あれたちを通してから行きましょう。」と言って、それは盗人であるんだがね、盗人を捕まえてならんというわけさね。風水見も、「そうか。」と言って、それで盗人達を通してから、「それではお墓まで行きましょう。」と城間仲の主が行こうとしたそうですね。城間仲の主は心が豊かであって、人を縛る心はないというわけですな。風水見は、それを見たから、「いや、もうあんたの素晴らしさがもう分かりました。あんた方の風水は、こんなに立派な者ですねえ。」と言って、それでひっ返して、「城間仲は、主人があんな立派な心持っておるから、成功するのは当たりまえだ。」と言って帰って来たと。 |
| 全体の記録時間数 | 2:16 |
| 物語の時間数 | 2:09 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | ○ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |