運玉義留(共通語)

概要

首里に油喰坊主という有名な人がいたが、その人は金持ちから物を盗んで貧乏人に与えていたという心の優しい人であった。ある日のこと、油喰坊主が王様の金の枕を盗むといううわさがあったので、王様は家来を集めてその油喰坊主が来る時には必ず逮捕しなさいといった。そしたら油喰坊主は王様の家の屋根から豆を雨のようにパラパラパラと落して音をさせたので、王様や家来は「今日みたいな大雨の日には油喰坊主でも来はしないだろう。」といって油断して寝ているところへ油喰坊主は入り込み、金の枕を盗んだ。王様が「金の枕を盗んだぞ。」と叫んだので家来が目をさまし槍でもって油喰坊主を刺したところ、「もう少しで本当に刺さったのになあ。」と言ったのでその家来は槍を引き抜いた。その隙に油喰坊主は逃げてディングムイの中に隠れ、ベンブーといって竹の筒で息をした。それで見つからずに済んだ。雨だと思わせて油断させたのがコツだった。

再生時間:1:50

民話詳細DATA

レコード番号 47O361542
CD番号 47O36C058
決定題名 運玉義留(共通語)
話者がつけた題名
話者名 安里ノブ
話者名かな あさとのぶ
生年月日 19161031
性別
出身地 沖縄県北中城村字荻道
記録日 19810924
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 北中城村字荻道調査班T20B15
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 20
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード 運玉義留,油喰坊主,王様,泥棒,義賊
梗概(こうがい) 首里に油喰坊主という有名な人がいたが、その人は金持ちから物を盗んで貧乏人に与えていたという心の優しい人であった。ある日のこと、油喰坊主が王様の金の枕を盗むといううわさがあったので、王様は家来を集めてその油喰坊主が来る時には必ず逮捕しなさいといった。そしたら油喰坊主は王様の家の屋根から豆を雨のようにパラパラパラと落して音をさせたので、王様や家来は「今日みたいな大雨の日には油喰坊主でも来はしないだろう。」といって油断して寝ているところへ油喰坊主は入り込み、金の枕を盗んだ。王様が「金の枕を盗んだぞ。」と叫んだので家来が目をさまし槍でもって油喰坊主を刺したところ、「もう少しで本当に刺さったのになあ。」と言ったのでその家来は槍を引き抜いた。その隙に油喰坊主は逃げてディングムイの中に隠れ、ベンブーといって竹の筒で息をした。それで見つからずに済んだ。雨だと思わせて油断させたのがコツだった。
全体の記録時間数 2:01
物語の時間数 1:50
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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