
これはですね、継母が病気で寝ているときに、継子にですね、「お前はどうかして、私を助けてくれないか。」と言うたらしいですよ。そう言われても、なかなか助けることが出来ないでしょう。だから、ここにですね、「これの肝食べないとね、私の病気は治らないな。」と思ったから、使われている男の人がいるんですよ。この男にね、「この子をね、早くどこか連れて行って殺してくれ。本当に殺したしるしにこの子の肝を見せてくれ。」と頼んだそうですって。そうして、その男が連れて行ったらね、このお嬢さんがね、とっても心が優しくて、いい子なんですよ。それでね、「どうしてこの子に手をかけられるか。」と殺しに行った男の人は心配してですね、「よい考えがありますから。」と言ってですね、これは自分の家に連れて行って、そうして犬を殺してですね、犬の肝を取って、この継母にあげたらしいですよ。そしたら、継母はですね、「ああ、殺したんだねえ。よかったねえ。そしてそれはね、きれいに隠したか。」と言ったら、この男が、「はい。」と言ったから、この継親は喜んでね、その犬の肝を食べたらしいですよ。この母親は、とってもね、悪い母親だったそうです。
| レコード番号 | 47O361505 |
|---|---|
| CD番号 | 47O36C056 |
| 決定題名 | 継子の生肝(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 名嘉真敏子 |
| 話者名かな | なかまとしこ |
| 生年月日 | - |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県那覇市首里 |
| 記録日 | 19810924 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 北中城村字荻道調査7班T20A06 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 12 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | お年寄りや母親から聞いた |
| 文字化資料 | 北中城の民話 P481 |
| キーワード | 継母,病気で,継子,生肝 |
| 梗概(こうがい) | これはですね、継母が病気で寝ているときに、継子にですね、「お前はどうかして、私を助けてくれないか。」と言うたらしいですよ。そう言われても、なかなか助けることが出来ないでしょう。だから、ここにですね、「これの肝食べないとね、私の病気は治らないな。」と思ったから、使われている男の人がいるんですよ。この男にね、「この子をね、早くどこか連れて行って殺してくれ。本当に殺したしるしにこの子の肝を見せてくれ。」と頼んだそうですって。そうして、その男が連れて行ったらね、このお嬢さんがね、とっても心が優しくて、いい子なんですよ。それでね、「どうしてこの子に手をかけられるか。」と殺しに行った男の人は心配してですね、「よい考えがありますから。」と言ってですね、これは自分の家に連れて行って、そうして犬を殺してですね、犬の肝を取って、この継母にあげたらしいですよ。そしたら、継母はですね、「ああ、殺したんだねえ。よかったねえ。そしてそれはね、きれいに隠したか。」と言ったら、この男が、「はい。」と言ったから、この継親は喜んでね、その犬の肝を食べたらしいですよ。この母親は、とってもね、悪い母親だったそうです。 |
| 全体の記録時間数 | 1:12 |
| 物語の時間数 | 1:07 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ○ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |