柴差し(シマグチ)

概要

八月十日は、昔は仕事をしなかったですよ。あの日は、大事な折り目だったからね。その八月十日にある人が海の海岸を歩いていたって。そうしたら、もう海の塵をさ、これをとっても頑張って片づけているたくさんの人たちを見つけたから、こんな日にも海岸でしているから、もう不思議でしょう。「可愛そうに、これだけの人たちでこんなたくさんの物を片づけられるかなあ。」って言って、この人が助けて、手伝ってやったらしいよ。そうしたら、その人たちが、海岸をきれいにして、帰るときになったら、「実は、私たちは海に落ちて、死んでしまった者です。それで、海をきれいにしないといけないと言って、私たちは掃除しているんだよ。」もうこの人達は、後生の人だったかと、驚いていたんですね。そしたら、「今日は、あなたに手伝ってもらったから、その代わりにあなたに情けを一つやろう。今日の八月十日から、海に行っている後生の者たちが幽霊になって十五日まではいるからね、だから、あなたは私たちが立ち寄らないように目印に自分の家の屋敷の角々ぜんぶにサンを立てて置いてくださいね。サンを立てた家には行かないからね。あなたに情けを返すためにこれを教えるよ。これをもう忘れてくれるなよ。」って言って、教えてくれたそうだ。それから、八月一〇日には、家の角々にサンをさす柴差しが始まっているって。

再生時間:1:33

民話詳細DATA

レコード番号 47O383553
CD番号 47O38C182
決定題名 柴差し(シマグチ)
話者がつけた題名
話者名 城間亀助
話者名かな しろまかめすけ
生年月日 19070825
性別
出身地 沖縄県中頭郡北中城村字熱田
記録日 19810924
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 中頭郡北中城村 T15 A20
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 20,80
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 北中城村の民話 P304
キーワード 八月十日,仕事,折り目,海岸,塵,海,掃除,後生,幽霊,屋敷の角々,サン,情け,柴差し
梗概(こうがい) 八月十日は、昔は仕事をしなかったですよ。あの日は、大事な折り目だったからね。その八月十日にある人が海の海岸を歩いていたって。そうしたら、もう海の塵をさ、これをとっても頑張って片づけているたくさんの人たちを見つけたから、こんな日にも海岸でしているから、もう不思議でしょう。「可愛そうに、これだけの人たちでこんなたくさんの物を片づけられるかなあ。」って言って、この人が助けて、手伝ってやったらしいよ。そうしたら、その人たちが、海岸をきれいにして、帰るときになったら、「実は、私たちは海に落ちて、死んでしまった者です。それで、海をきれいにしないといけないと言って、私たちは掃除しているんだよ。」もうこの人達は、後生の人だったかと、驚いていたんですね。そしたら、「今日は、あなたに手伝ってもらったから、その代わりにあなたに情けを一つやろう。今日の八月十日から、海に行っている後生の者たちが幽霊になって十五日まではいるからね、だから、あなたは私たちが立ち寄らないように目印に自分の家の屋敷の角々ぜんぶにサンを立てて置いてくださいね。サンを立てた家には行かないからね。あなたに情けを返すためにこれを教えるよ。これをもう忘れてくれるなよ。」って言って、教えてくれたそうだ。それから、八月一〇日には、家の角々にサンをさす柴差しが始まっているって。
全体の記録時間数 1:41
物語の時間数 1:33
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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