
継お母さんがね、雨の日も風の日にもね、七つなる男の子供にね、「芋掘りに行きなさい。草刈りに行きなさい。」と、とてもいじめていたって。そしたら子供は死んだ母親に会いたくて道をさまよってね、自分のお母さんのところに行って歩いていたら、仲順大主というてね、死んだお母さんに会えるお爺さんがいらっしゃったらしいね。そのお爺さんに道中で会って、「私はお母さんに会いたくて道をさまよって歩いている。お母さんと言うが会えない。」と言うと、「あなたのお母さんは普段は会えないですよ。七月の七夕の中の十日、その日しかあなたのお母さんには会えないから、あなたはね、これから家に帰って七月七夕の中の十日になったら、お家でお茶をあげたり、いろんな食べ物をあげなさい。」最初誰もが食べない先に取って神様にあげるときはハチバチというのね。この仲順大主はね、「炊いた最初の御馳走を仏壇に供えて下さい。お茶も供えて下さい。お母さんはね、アーケージュウや蝶々になって来てあんたの祀った御馳走を頂きますから。お家に帰って、そうしなさい。」って、おっしやって、「あなたがお母さんにぜひあいたいなら、七月七夕の中の十日に、お墓の前でね、左の袖から一目拝んで、また右の袖から一目拝んで。」と言うから、大主の言う通りそうしたって。そしたら、母親に会えたから、「お母さん、私は本当のお母さんが欲しいから。諸共にいてください。」と言ったら、「あなたはね、あなた一人しか男の子は出来ていないから。早くお家帰って七月の祀りをやってちょうだい。お母さんは蝶々になって受け取ります。また蜻蛉になって家にきてあんたが祀ってあるのを受け取りますから。はやく家に帰りなさい。」って母親が言ったって。そういう昔話。
| レコード番号 | 47O383480 |
|---|---|
| CD番号 | 47O38C178 |
| 決定題名 | 継親念仏(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 普天間ヒロ |
| 話者名かな | ふてんまひろ |
| 生年月日 | 19151223 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県中頭郡北中城村 |
| 記録日 | 19810705 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 中頭郡北中城村 T13 A12 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 12 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 北中城村の民話 P72 |
| キーワード | 継母,芋掘り,草刈り,いじめ,仲順大主,七夕,神様,ハチバチ,御馳走,仏壇,お茶,アーケージュウ,蝶々,お墓,袖, |
| 梗概(こうがい) | 継お母さんがね、雨の日も風の日にもね、七つなる男の子供にね、「芋掘りに行きなさい。草刈りに行きなさい。」と、とてもいじめていたって。そしたら子供は死んだ母親に会いたくて道をさまよってね、自分のお母さんのところに行って歩いていたら、仲順大主というてね、死んだお母さんに会えるお爺さんがいらっしゃったらしいね。そのお爺さんに道中で会って、「私はお母さんに会いたくて道をさまよって歩いている。お母さんと言うが会えない。」と言うと、「あなたのお母さんは普段は会えないですよ。七月の七夕の中の十日、その日しかあなたのお母さんには会えないから、あなたはね、これから家に帰って七月七夕の中の十日になったら、お家でお茶をあげたり、いろんな食べ物をあげなさい。」最初誰もが食べない先に取って神様にあげるときはハチバチというのね。この仲順大主はね、「炊いた最初の御馳走を仏壇に供えて下さい。お茶も供えて下さい。お母さんはね、アーケージュウや蝶々になって来てあんたの祀った御馳走を頂きますから。お家に帰って、そうしなさい。」って、おっしやって、「あなたがお母さんにぜひあいたいなら、七月七夕の中の十日に、お墓の前でね、左の袖から一目拝んで、また右の袖から一目拝んで。」と言うから、大主の言う通りそうしたって。そしたら、母親に会えたから、「お母さん、私は本当のお母さんが欲しいから。諸共にいてください。」と言ったら、「あなたはね、あなた一人しか男の子は出来ていないから。早くお家帰って七月の祀りをやってちょうだい。お母さんは蝶々になって受け取ります。また蜻蛉になって家にきてあんたが祀ってあるのを受け取りますから。はやく家に帰りなさい。」って母親が言ったって。そういう昔話。 |
| 全体の記録時間数 | 3:58 |
| 物語の時間数 | 3:43 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | ○ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |