久良波首里殿内(共通語)

概要

「入る人や居しが出じゅる人居らん、久良波ヌン殿内」何とか言ったがねー。これはね、ヌン殿内というのが昔はね、祭政一致というんですか、女のノロというのが相当権力をもっていたわけです。でちょうど番所が全部男の詰め所みたいであるけれども、今のヌン殿内は全部女の詰め所。でしかも今度はヌン殿内というのがいわゆる祭祀ごとでもってね、その周囲を全部支配するというような格好の所なんです。でこれが要所要所にあるわけです。で今の久良波ヌン殿内というのは、ちょうど喜名番所を過ぎてね、これから約一里ぐらい北に行ったら今の久良波ヌン殿内という所があるわけです。でそこで、ヌン殿内というのは全部女の人でしょう。しかもこのノロにはね、その昔はいわゆる男子禁制をしいているわけです。いわゆる男と接してはならないということがずっといってる。だからね、これはどういったノロであれ、これはあのう人間ですからね、結局男を見たら、あっはー、何とか何とかこう物にしたいというそういった気持ちがあるわけさぁー。それで今の久良波という所は、ちょうど那覇からね山原、名護、あるいは大宜味辺りに行くちょうどその途中になるわけですよ。んでちょうど一泊するのにいい時分な所なんです。でそこで、今のヌン殿内という所は、いわゆるその時分は、旅人がそこで一泊ずつ休んでまた翌日行ったんでしょうな。ところが、今のノロというその人はね、いわゆる男子禁制でもって普段は男と接しないから、自然にその旅人をそういったふうに招き入れてね、男子と接してはならないものを全部犯してしまうわけです。ところがこれを犯してしまって、それがばれたらもう大変だからね、自分の首があぶないからということで。今度はその旅人を、いわゆる男として接した後はですね、あのうきれいに始末をする。だから、今の歌にもあるように、「入る人や居しが」ヌン殿内に泊まりに行く人はいるけれども、出る人はいないということは、そういったところを歌っているんです。

再生時間:3:07

民話詳細DATA

レコード番号 47O375274
CD番号 47O37C225
決定題名 久良波首里殿内(共通語)
話者がつけた題名 久良波首里殿内
話者名 新崎盛秀
話者名かな あらさきせいしゅう
生年月日 19140926
性別
出身地 沖縄県読谷村比謝矼
記録日 19770226
記録者の所属組織 読谷村民話調査団第4班
元テープ番号 読谷村比謝矼T04A05
元テープ管理者 読谷村立歴史民俗資料館
分類 20
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード 久良波ヌン殿内,ノロ,泊る
梗概(こうがい) 「入る人や居しが出じゅる人居らん、久良波ヌン殿内」何とか言ったがねー。これはね、ヌン殿内というのが昔はね、祭政一致というんですか、女のノロというのが相当権力をもっていたわけです。でちょうど番所が全部男の詰め所みたいであるけれども、今のヌン殿内は全部女の詰め所。でしかも今度はヌン殿内というのがいわゆる祭祀ごとでもってね、その周囲を全部支配するというような格好の所なんです。でこれが要所要所にあるわけです。で今の久良波ヌン殿内というのは、ちょうど喜名番所を過ぎてね、これから約一里ぐらい北に行ったら今の久良波ヌン殿内という所があるわけです。でそこで、ヌン殿内というのは全部女の人でしょう。しかもこのノロにはね、その昔はいわゆる男子禁制をしいているわけです。いわゆる男と接してはならないということがずっといってる。だからね、これはどういったノロであれ、これはあのう人間ですからね、結局男を見たら、あっはー、何とか何とかこう物にしたいというそういった気持ちがあるわけさぁー。それで今の久良波という所は、ちょうど那覇からね山原、名護、あるいは大宜味辺りに行くちょうどその途中になるわけですよ。んでちょうど一泊するのにいい時分な所なんです。でそこで、今のヌン殿内という所は、いわゆるその時分は、旅人がそこで一泊ずつ休んでまた翌日行ったんでしょうな。ところが、今のノロというその人はね、いわゆる男子禁制でもって普段は男と接しないから、自然にその旅人をそういったふうに招き入れてね、男子と接してはならないものを全部犯してしまうわけです。ところがこれを犯してしまって、それがばれたらもう大変だからね、自分の首があぶないからということで。今度はその旅人を、いわゆる男として接した後はですね、あのうきれいに始末をする。だから、今の歌にもあるように、「入る人や居しが」ヌン殿内に泊まりに行く人はいるけれども、出る人はいないということは、そういったところを歌っているんです。
全体の記録時間数 3:07
物語の時間数 3:07
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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