
正月の話ですがね旧正月の。旧正月の時に貧乏者と金持ちがいらっしゃったが、貧乏者は正月をすることができない。もう何も買う事も出来ないで、どのようにして正月をしょうかということになって、とても困って年の晩に座っていたが。しかしその時ちょっと居眠りをしていたら夜明け方に乞食が来て、「どうしたのかおまえはそんなにだまって」と言うと、もう正月することもできない、金持ちの人たちは何もかも買って正月をやっているが、自分達は正月をすることもできない、お願いだけをしているんだよ」と言った。今度はこの乞食が「そうなのか、それでは私がどうにか助けてあげよう」と言って、こんどはその乞食が宝物をくれて立派な正月をしたということだが。それから今度は、少しは若くなりなさいといって。若水で湯をわかして浴びなさいといったら、もう元の若さにもどったこの人は。そしたら隣近所から見ていた金持ちが、「どうしてそんなに若くなって、またきれくなっているのか」と言った。着けている着物から何から上等着ていると思っていたら、それが神様の助けであることは隣人は分からなかった。それから隣の金持ちの所へ神様がいらっしゃったので、金持ちの所も「私達もそのようにして下さい」と御願いした。「若水で浴びせて若くしてください」と言った。この人は神様だったので考えて「君達はもう立派なお湯で浴びなさい」と言ったら、この人達はもっと年寄りになって、今よりももっと年寄りになったので、この金持ちちの財産もみんなこの貧乏者の物になったという話を聞いた。
| レコード番号 | 47O375231 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C224 |
| 決定題名 | 大歳の客 若水(方言) |
| 話者がつけた題名 | 旧正月の話 |
| 話者名 | 我那覇英次郎 |
| 話者名かな | がなはえいじろう |
| 生年月日 | 19100412 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村比謝矼 |
| 記録日 | 19770226 |
| 記録者の所属組織 | 読谷村民話調査団第16班 |
| 元テープ番号 | 読谷村比謝矼T02A22 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 12 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 読谷村民話資料集15渡具知・比謝・比謝矼の民話 P260 |
| キーワード | 正月の話ですがね旧正月の。旧正月の時に貧乏者と金持ちがいらっしゃったが、貧乏者は正月をすることができない。もう何も買う事も出来ないで、どのようにして正月をしょうかということになって、とても困って年の晩に座っていたが。しかしその時ちょっと居眠りをしていたら夜明け方に乞食が来て、「どうしたのかおまえはそんなにだまって」と言うと、もう正月することもできない、金持ちの人たちは何もかも買って正月をやっているが、自分達は正月をすることもできない、お願いだけをしているんだよ」と言った。今度はこの乞食が「そうなのか、それでは私がどうにか助けてあげよう」と言って、こんどはその乞食が宝物をくれて立派な正月をしたということだが。それから今度は、少しは若くなりなさいといって。若水で湯をわかして浴びなさいといったら、もう元の若さにもどったこの人は。そしたら隣近所から見ていた金持ちが、「どうしてそんなに若くなって、またきれくなっているのか」と言った。着けている着物から何から上等着ていると思っていたら、それが神様の助けであることは隣人は分からなかった。それから隣の金持ちの所へ神様がいらっしゃったので、金持ちの所も「私達もそのようにして下さい」と御願いした。「若水で浴びせて若くしてください」と言った。この人は神様だったので考えて「君達はもう立派なお湯で浴びなさい」と言ったら、この人達はもっと年寄りになって、今よりももっと年寄りになったので、この金持ちちの財産もみんなこの貧乏者の物になったという話を聞いた。 |
| 梗概(こうがい) | 正月の話ですがね旧正月の。旧正月の時に貧乏者と金持ちがいらっしゃったが、貧乏者は正月をすることができない。もう何も買う事も出来ないで、どのようにして正月をしょうかということになって、とても困って年の晩に座っていたが。しかしその時ちょっと居眠りをしていたら夜明け方に乞食が来て、「どうしたのかおまえはそんなにだまって」と言うと、もう正月することもできない、金持ちの人たちは何もかも買って正月をやっているが、自分達は正月をすることもできない、お願いだけをしているんだよ」と言った。今度はこの乞食が「そうなのか、それでは私がどうにか助けてあげよう」と言って、こんどはその乞食が宝物をくれて立派な正月をしたということだが。それから今度は、少しは若くなりなさいといって。若水で湯をわかして浴びなさいといったら、もう元の若さにもどったこの人は。そしたら隣近所から見ていた金持ちが、「どうしてそんなに若くなって、またきれくなっているのか」と言った。着けている着物から何から上等着ていると思っていたら、それが神様の助けであることは隣人は分からなかった。それから隣の金持ちの所へ神様がいらっしゃったので、金持ちの所も「私達もそのようにして下さい」と御願いした。「若水で浴びせて若くしてください」と言った。この人は神様だったので考えて「君達はもう立派なお湯で浴びなさい」と言ったら、この人達はもっと年寄りになって、今よりももっと年寄りになったので、この金持ちちの財産もみんなこの貧乏者の物になったという話を聞いた。 |
| 全体の記録時間数 | 2:35 |
| 物語の時間数 | 2:35 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |