
年の晩に金持ちに、前の金持ちに家を貸りに行ったら「家は今日は貸さない」といって。「どうして貸さないか、貸してくれ」と言ったら、「貸さない」言って。また後の貧乏者の所へ行ったようだ。そこで「もう家も狭いし、正月なのに食べ物といっても無いし、もう別のところで借りてください。前は金持ちですから」と言った。「わたしは足が出てもいいので、どうか貸してください」と言ったら、「そんなにまでおっしゃるんでしたら、それでは賃りてください」と言って、もう協力することになった。それから「鍋を準備しなさい」と言った。鍋を準備させて御馳走も出て、それからまた自分もたべた。またその貧乏者達も食べていた。またそれから二、三日しか経っていなかったでしょうね。風呂を沸かして入ったら、どうしたかというと、その風呂に入ったら若くなって。もう前の人達が聞いてみたら「そういうことで、風呂に入れてもらった」と。「それでもう、若くなっているんだよ」と。「それでは、私達もその人を頼んで、風呂を沸かして入れてもらおう」と風呂を沸かしなさいと。沸かしたら入れてもらって。「それでははいりなさい、それでは入りなさい」。今度はまたそのマーイサーの上に座わらしたそうです。そうしたらその時はお尻が真っ赤になって、熱いからね。 そこでその時は、もうこうだったという。もう、反対になって入ってしまった後と前と。もうお尻を焼けどする人もいれば、誰々は山に登りなさいと山に登ってね。それでそこの家は家族はみんなばらばらになった。そのように話を聞いているがね。本当それは、金持ちだからといってそういうことをしてはいけないと、そういう話をしているところです。
| レコード番号 | 47O375161 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C221 |
| 決定題名 | 猿長者 火正月 若水 猿の赤尻(方言) |
| 話者がつけた題名 | 猿長者 |
| 話者名 | 奥間盛叢 |
| 話者名かな | おくませいりょう |
| 生年月日 | 18971020 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村比謝 |
| 記録日 | 19770225 |
| 記録者の所属組織 | 読谷村民話調査団 |
| 元テープ番号 | 読谷村比謝T04A06 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 12 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 年の晩,金持ち,家を貸りに,貧乏者,正月,鍋,御馳走,風呂,若くなった,マーイサー,尻が真っ赤 |
| 梗概(こうがい) | 年の晩に金持ちに、前の金持ちに家を貸りに行ったら「家は今日は貸さない」といって。「どうして貸さないか、貸してくれ」と言ったら、「貸さない」言って。また後の貧乏者の所へ行ったようだ。そこで「もう家も狭いし、正月なのに食べ物といっても無いし、もう別のところで借りてください。前は金持ちですから」と言った。「わたしは足が出てもいいので、どうか貸してください」と言ったら、「そんなにまでおっしゃるんでしたら、それでは賃りてください」と言って、もう協力することになった。それから「鍋を準備しなさい」と言った。鍋を準備させて御馳走も出て、それからまた自分もたべた。またその貧乏者達も食べていた。またそれから二、三日しか経っていなかったでしょうね。風呂を沸かして入ったら、どうしたかというと、その風呂に入ったら若くなって。もう前の人達が聞いてみたら「そういうことで、風呂に入れてもらった」と。「それでもう、若くなっているんだよ」と。「それでは、私達もその人を頼んで、風呂を沸かして入れてもらおう」と風呂を沸かしなさいと。沸かしたら入れてもらって。「それでははいりなさい、それでは入りなさい」。今度はまたそのマーイサーの上に座わらしたそうです。そうしたらその時はお尻が真っ赤になって、熱いからね。 そこでその時は、もうこうだったという。もう、反対になって入ってしまった後と前と。もうお尻を焼けどする人もいれば、誰々は山に登りなさいと山に登ってね。それでそこの家は家族はみんなばらばらになった。そのように話を聞いているがね。本当それは、金持ちだからといってそういうことをしてはいけないと、そういう話をしているところです。 |
| 全体の記録時間数 | 1:46 |
| 物語の時間数 | 1:46 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |