比謝ウチョー(方言混)

概要

比謝村の昔始まりは比謝川の側の野辺にあったよと。 今現在比謝川という所があって、比謝から降りて来ると一番目の橋があって比謝橋、そこは比謝矼という字になっている。そこから牧原入口という所があって、その辺りに我々の祖先は住んでいたそうです。 今から五百年くらい前の尚真王時代の人達ではないかと思いますが、比謝右京という人は居て大変強力者だったそうです。比謝右京という青年が  野辺の森を頼って  友達を寄び集めて  村を造ったよ またこの比謝右京という人は大変な強力者で、この人と賭け試しをしようと八重山アカハチという人がやって来た。その右京の奥さんも強力者だったらしいよ。そこに行くとその人は留守で、牛を引いて畑を耕しに行っていた。 「賭け試しに来ているんだったら、すぐに行くよ」と牛の前足を肩に載せて大急ぎで来たらしい。それを見て八重山アカハチはびっくりしていた。「賭け試しをしに来たんだったら、家に入りなさい、お茶も出しなさい」と。そして「ヒートゥヤーグヮー(灰皿)持って来なさい」と言って、そのヒートゥヤーグヮーというのが、シンメーナービになっていてそれに灰を入れていたそうです。昔は今のように巻き煙草はないでしょう、煙管で吹いていたからね。それでびっくりして「貴方とは賭け試ししてもかなわないので、私はもう帰ります」といって出て行ったということです。比謝右京はそれくらい強力者だったそうだよ。 その人が比謝川の野辺に住まっていて、ここでは大雨の場合に水に浸かって大変だからと友達を集めて、村を造ったというのが比謝の集まりです。

再生時間:3:50

民話詳細DATA

レコード番号 47O375067
CD番号 47O37C217
決定題名 比謝ウチョー(方言混)
話者がつけた題名 比謝ウチョー
話者名 知花義雄
話者名かな ちばなよしお
生年月日 19050518
性別
出身地 沖縄県読谷村比謝
記録日 19770225
記録者の所属組織 読谷村民話調査団第1班
元テープ番号 読谷村比謝T01B01
元テープ管理者 読谷村立歴史民俗資料館
分類 20
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 読谷村民話資料集15渡具知・比謝・比謝矼の民話 P185
キーワード 比謝村,比謝川,比謝橋,比謝矼,比謝右京,大変強力者,八重山アカハチ,奥さんも強力者,賭け試し
梗概(こうがい) 比謝村の昔始まりは比謝川の側の野辺にあったよと。 今現在比謝川という所があって、比謝から降りて来ると一番目の橋があって比謝橋、そこは比謝矼という字になっている。そこから牧原入口という所があって、その辺りに我々の祖先は住んでいたそうです。 今から五百年くらい前の尚真王時代の人達ではないかと思いますが、比謝右京という人は居て大変強力者だったそうです。比謝右京という青年が  野辺の森を頼って  友達を寄び集めて  村を造ったよ またこの比謝右京という人は大変な強力者で、この人と賭け試しをしようと八重山アカハチという人がやって来た。その右京の奥さんも強力者だったらしいよ。そこに行くとその人は留守で、牛を引いて畑を耕しに行っていた。 「賭け試しに来ているんだったら、すぐに行くよ」と牛の前足を肩に載せて大急ぎで来たらしい。それを見て八重山アカハチはびっくりしていた。「賭け試しをしに来たんだったら、家に入りなさい、お茶も出しなさい」と。そして「ヒートゥヤーグヮー(灰皿)持って来なさい」と言って、そのヒートゥヤーグヮーというのが、シンメーナービになっていてそれに灰を入れていたそうです。昔は今のように巻き煙草はないでしょう、煙管で吹いていたからね。それでびっくりして「貴方とは賭け試ししてもかなわないので、私はもう帰ります」といって出て行ったということです。比謝右京はそれくらい強力者だったそうだよ。 その人が比謝川の野辺に住まっていて、ここでは大雨の場合に水に浸かって大変だからと友達を集めて、村を造ったというのが比謝の集まりです。
全体の記録時間数 3:50
物語の時間数 3:50
言語識別 混在
音源の質
テープ番号
予備項目1

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