継子話 生肝(方言)

概要

ある所の殿内だったか、そこはとても金持ちだったらしいが、そこの継親がとても性根の悪い人だったらしい。そうして、継親は継子のサンダーを殺そうと考えていた。それからアヤーの病気はいろいろな薬を差しあげても、治らなかった。後は下男のヤマーに頼んで、「私の病気は人間の生き肝を食べたら治るというので、生き肝を探して来てくれないか」と頼んだ。そのヤマーは「人間の生き肝はどのようにして探せますか」と言うと「このサンダーを連れて行って、誰にも知られないように連れて行って、それの生き肝を取って来て食べさせてくれ」と言った。この下男は「はい」と言って、ずっと遠くにサンダーを連れて行き、犬を殺して犬の生き肝を取って来た。そしてサンダーはずっと遠くの島に遣ってね、島流しにして。「お前は何処かに行って隠れておきなさいよ。アヤーは貴方を憎んで、貴方の生き肝を欲しがっているので、私が犬の生き肝を取って来て、お前の物だといって差しあげておくから。そうすれば何とかなるからお前は何処か別の所に身を隠しておきなさい」と行かせた。そうしたら、「もう取って来ました」と、すぐ大きい葉に包んで持って行くと「よく気張ってくれたね」と、「早く煎じて飲ませてくれ」と、煎じて飲ませたらそのアヤーの病気はすぐに治ってしまってよ。そうして、その子どもは別の場所で暮らして居たが、後は戻って来たというんでしょう。立身もして戻って来たて。

再生時間:1:41

民話詳細DATA

レコード番号 47O375045
CD番号 47O37C216
決定題名 継子話 生肝(方言)
話者がつけた題名 継子話
話者名 大城静
話者名かな おおしろしず
生年月日 19050220
性別
出身地 沖縄県読谷村渡具知
記録日 19770224
記録者の所属組織 読谷村民話調査団第10班
元テープ番号 読谷村渡具知T06B07
元テープ管理者 読谷村立歴史民俗資料館
分類 12
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 読谷村民話資料集15渡具知・比謝・比謝矼の民話 P34
キーワード 殿内,金持ち,継親,性根の悪い人,継子のサンダー,病気,下男のヤマー,人間の生き肝,犬の生き肝,島流し,立身
梗概(こうがい) ある所の殿内だったか、そこはとても金持ちだったらしいが、そこの継親がとても性根の悪い人だったらしい。そうして、継親は継子のサンダーを殺そうと考えていた。それからアヤーの病気はいろいろな薬を差しあげても、治らなかった。後は下男のヤマーに頼んで、「私の病気は人間の生き肝を食べたら治るというので、生き肝を探して来てくれないか」と頼んだ。そのヤマーは「人間の生き肝はどのようにして探せますか」と言うと「このサンダーを連れて行って、誰にも知られないように連れて行って、それの生き肝を取って来て食べさせてくれ」と言った。この下男は「はい」と言って、ずっと遠くにサンダーを連れて行き、犬を殺して犬の生き肝を取って来た。そしてサンダーはずっと遠くの島に遣ってね、島流しにして。「お前は何処かに行って隠れておきなさいよ。アヤーは貴方を憎んで、貴方の生き肝を欲しがっているので、私が犬の生き肝を取って来て、お前の物だといって差しあげておくから。そうすれば何とかなるからお前は何処か別の所に身を隠しておきなさい」と行かせた。そうしたら、「もう取って来ました」と、すぐ大きい葉に包んで持って行くと「よく気張ってくれたね」と、「早く煎じて飲ませてくれ」と、煎じて飲ませたらそのアヤーの病気はすぐに治ってしまってよ。そうして、その子どもは別の場所で暮らして居たが、後は戻って来たというんでしょう。立身もして戻って来たて。
全体の記録時間数 1:41
物語の時間数 1:41
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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