
炭焼きが金持ちになったという話は、本当はこれは釣り人が海に行って、潮が引くのを待って。潮が引くのを待って、そこに流木があったのでそれに座っていたら、夢見心地に、今日は隣近所、男も女も子どもが産まれるので女の親は女の子を産みなさいよ。また一カ所の親は男の子を産みなさいよ。しかし、女の子は金持ちの倉の下から米を食べて大きくなりなさいよ。また男の子はバーキを作りなさいよと、そんな夢を見たら、家に帰ってみると自分の子どもが男の子に産まれていた。また女の子は金持ちの人と暮らしなさいといって、この男の親はこの二人を夫婦にして、非常に睦ましく暮らして金持ちになっていた。金持ちになったらこの男が、ちょうど折目のときにクームーチーを作って供えたので「お前はこんな折目にクームーチーして供えるのか。おまえは私達の嫁にはできないので出ていきなさい」と言われて、泣く泣くにその女は妊娠したまま家を出された。そしてその女はどうしたのかというと、自分の家には行かないで、クラーが自分の前から歩いて、ヒルー歩いては飛んで、また歩いては飛んだりしていた。そのクラーの後を追っていくと、炭焼きの所に行った。山の炭焼きの所に行ったら、その炭を焼く窯の石はみんな黄金で造られていた。 黄金で造ってあったので、その女は頭が良かったので「あなたはこのような物で炭窯造ってあるの」と言ったら、「どうしてそれは石だよ」と。石でも何でもよいので、「今日はこの石を持っていって、買い物をしてこよう」と炭焼きの妻になった。 それから炭焼きは、「どうしてこのような石で物が買えるのか」と、田んぼにサーザーがいたので、そのサーザーを殺すつもりでその黄金を投げたそうです。それから家に帰ると、「あなたが持っていたのは何でしたか」「どうしたのか」と言ったら「サーザーを殺そうと投げた」。「あれは黄金なので取って来なさい」と言われて取ってきたら、また何もかも買う事が出来た。そうして戻ってきたら、その炭窯はみんな黄金で造られていた、その女が見たら。それから金持ちになって、金持ちになったので炭は焼かないで、家に帰ってきて大金持ちになった。金持ちになったら、その元の夫は、もうこの人は夢を見てバーキを作るようになったので、バーキを売りにそこに来るって。その炭焼きの金持ちの家に。それでその女の人は知っていたが男の人は知らなかった。そしてその女の人の子どもは、本当はその男の人の子どもなのでね。その子どもはその人が、バーキを売りに来るたびにその人の腿に座っていた。「この子どもは珍しい。私が来るたびに私を愛し、私の腿にすわる」と言ったら、その時女の人が出てきて「あなたは分からないの。私は誰々だけど、あなたに追われてここに来てこのようにしているよ」と言うと、するとその男は、そこで舌を噛んで死んだね、そのバーキ売りの男の人は。 そのようにして昔の伝え話があるが。あのカジラ石ね、もう女の人なので送ることができないので、家の回りの石を掘ってそこの下に夫を葬った。だからお茶でも飲むと外にすてるのは、それはその女が男の人を祀る意味でお茶は捨てたという話。あれが金持ちになったのは、その追われた女が見たから、その炭焼きの窯はみんな黄金がさされていたって。それで金持ちになったという話し。
| レコード番号 | 47O374916 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C211 |
| 決定題名 | 炭焼長者(方言) |
| 話者がつけた題名 | 炭焼長者 |
| 話者名 | 大湾三郎 |
| 話者名かな | おおわんさぶろう |
| 生年月日 | 18900119 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村渡具知 |
| 記録日 | 19770224 |
| 記録者の所属組織 | 読谷村民話調査団第4班 |
| 元テープ番号 | 読谷村渡具知T02B01 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 12 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 読谷村民話資料集15渡具知・比謝・比謝矼の民話 P40 |
| キーワード | 炭焼き,金持ち,釣り人,流木,女の子は金持ち,男の子はバーキ作り,夫婦,折目,クームーチー,妊娠,クラー,炭焼き,黄金,サーザー,舌を噛んで死んだ,カジラ石,お茶 |
| 梗概(こうがい) | 炭焼きが金持ちになったという話は、本当はこれは釣り人が海に行って、潮が引くのを待って。潮が引くのを待って、そこに流木があったのでそれに座っていたら、夢見心地に、今日は隣近所、男も女も子どもが産まれるので女の親は女の子を産みなさいよ。また一カ所の親は男の子を産みなさいよ。しかし、女の子は金持ちの倉の下から米を食べて大きくなりなさいよ。また男の子はバーキを作りなさいよと、そんな夢を見たら、家に帰ってみると自分の子どもが男の子に産まれていた。また女の子は金持ちの人と暮らしなさいといって、この男の親はこの二人を夫婦にして、非常に睦ましく暮らして金持ちになっていた。金持ちになったらこの男が、ちょうど折目のときにクームーチーを作って供えたので「お前はこんな折目にクームーチーして供えるのか。おまえは私達の嫁にはできないので出ていきなさい」と言われて、泣く泣くにその女は妊娠したまま家を出された。そしてその女はどうしたのかというと、自分の家には行かないで、クラーが自分の前から歩いて、ヒルー歩いては飛んで、また歩いては飛んだりしていた。そのクラーの後を追っていくと、炭焼きの所に行った。山の炭焼きの所に行ったら、その炭を焼く窯の石はみんな黄金で造られていた。 黄金で造ってあったので、その女は頭が良かったので「あなたはこのような物で炭窯造ってあるの」と言ったら、「どうしてそれは石だよ」と。石でも何でもよいので、「今日はこの石を持っていって、買い物をしてこよう」と炭焼きの妻になった。 それから炭焼きは、「どうしてこのような石で物が買えるのか」と、田んぼにサーザーがいたので、そのサーザーを殺すつもりでその黄金を投げたそうです。それから家に帰ると、「あなたが持っていたのは何でしたか」「どうしたのか」と言ったら「サーザーを殺そうと投げた」。「あれは黄金なので取って来なさい」と言われて取ってきたら、また何もかも買う事が出来た。そうして戻ってきたら、その炭窯はみんな黄金で造られていた、その女が見たら。それから金持ちになって、金持ちになったので炭は焼かないで、家に帰ってきて大金持ちになった。金持ちになったら、その元の夫は、もうこの人は夢を見てバーキを作るようになったので、バーキを売りにそこに来るって。その炭焼きの金持ちの家に。それでその女の人は知っていたが男の人は知らなかった。そしてその女の人の子どもは、本当はその男の人の子どもなのでね。その子どもはその人が、バーキを売りに来るたびにその人の腿に座っていた。「この子どもは珍しい。私が来るたびに私を愛し、私の腿にすわる」と言ったら、その時女の人が出てきて「あなたは分からないの。私は誰々だけど、あなたに追われてここに来てこのようにしているよ」と言うと、するとその男は、そこで舌を噛んで死んだね、そのバーキ売りの男の人は。 そのようにして昔の伝え話があるが。あのカジラ石ね、もう女の人なので送ることができないので、家の回りの石を掘ってそこの下に夫を葬った。だからお茶でも飲むと外にすてるのは、それはその女が男の人を祀る意味でお茶は捨てたという話。あれが金持ちになったのは、その追われた女が見たから、その炭焼きの窯はみんな黄金がさされていたって。それで金持ちになったという話し。 |
| 全体の記録時間数 | 4:39 |
| 物語の時間数 | 4:39 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | 〇 |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |