雨蛙不孝(シマグチ)

概要

蛙の話というのは、アタビチャーというのは、人が丸と言ったら四角にするわけだよ。人の言う事とは全て反対に置き替えるわけさあ。例えば私が、「こうなんだよ。」と言ったら、「そうではない。」と言って、いつも反対ばかりする雨蛙だった。親としては、もうこれ本当の事を話すると、「山の方へ、私が死んだ後は、葬ってくれよ、山の方へ持って行きなさいよ。」と言うと、反対に川端に持っていくはずだからと、考えたようだね。「川端に送りなさい。」と言うと、山の方へ連れて行くだろうと親は考えたようだ。ちょうど親が亡くなる時に「私が死んだ後は、お墓はね、私は川端に送ってちょうだい。。」と遺言して、この親は死んでしまった。今度は子供も、今までも私は親の言うことにいつも反対のことばかりしていたから、もう今度は、親は亡くなってしまったんだからね。一度だけでも親孝行をしてみようと思った。それで親が川端に送りなさいと言っていたので、川端に連れて行った。それで雨が降りそうになると、この墓は水に流されそうになるので、あの蛙がガークーガークーして鳴くでしょう。あれは「私の親は、もう水に流されるのかなあ。」と言って鳴くんだという話を聞いた。

再生時間:1:37

民話詳細DATA

レコード番号 47O374370
CD番号 47O37C189
決定題名 雨蛙不孝(シマグチ)
話者がつけた題名
話者名 名嘉真フミ
話者名かな なかまふみ
生年月日 19121110
性別
出身地 沖縄県沖縄市美里村
記録日 19761219
記録者の所属組織 読谷村民話調査団
元テープ番号 読谷村長田T01A02
元テープ管理者 読谷村立歴史民俗資料館
分類 11
発句(ほっく)
伝承事情 親元の祖母、姑から昔話を聞いた。
文字化資料 読谷村民話資料集13 大木・長田・牧原の民話P249
キーワード 蛙,アタビチャー,全て反対,雨蛙,親,川端に送りなさい,山の方へ連れて行く,墓,遺言,親は死んだ,雨,水に流されそう,ガークーガークー鳴く
梗概(こうがい) 蛙の話というのは、アタビチャーというのは、人が丸と言ったら四角にするわけだよ。人の言う事とは全て反対に置き替えるわけさあ。例えば私が、「こうなんだよ。」と言ったら、「そうではない。」と言って、いつも反対ばかりする雨蛙だった。親としては、もうこれ本当の事を話すると、「山の方へ、私が死んだ後は、葬ってくれよ、山の方へ持って行きなさいよ。」と言うと、反対に川端に持っていくはずだからと、考えたようだね。「川端に送りなさい。」と言うと、山の方へ連れて行くだろうと親は考えたようだ。ちょうど親が亡くなる時に「私が死んだ後は、お墓はね、私は川端に送ってちょうだい。。」と遺言して、この親は死んでしまった。今度は子供も、今までも私は親の言うことにいつも反対のことばかりしていたから、もう今度は、親は亡くなってしまったんだからね。一度だけでも親孝行をしてみようと思った。それで親が川端に送りなさいと言っていたので、川端に連れて行った。それで雨が降りそうになると、この墓は水に流されそうになるので、あの蛙がガークーガークーして鳴くでしょう。あれは「私の親は、もう水に流されるのかなあ。」と言って鳴くんだという話を聞いた。
全体の記録時間数 1:37
物語の時間数 1:37
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

トップに戻る

TOP