継子話 二十日月 麦搗き(シマグチ)

概要

この二十日夜(ハチカユー)の月という話も継子から出たそうです。実子には水を汲む時、近くの井戸にやり、継子には必ず海水を汲んで来いと行かせた。それで、夜の一時、二時だというのに、継子は「親の言いつけなんだから。」と、冬の寒い日もガタガタ震えながら海水を汲みに行った。すると、二十日夜の月は照り輝いて、神様は継子の真心を知っておられるようだった。二十日夜の月は早く上がって、継子が暗闇から歩くのを照らしてくれ帰って来ることができたそうです。昔から、この継親と継子の話というのは、あのようにいろいろ綾があるものでした。この麦搗きだって、継子の知恵で落ちる涙で搗くとその部分だけが搗けた。昔はもう大麦を二、三升も五、六升も徹夜して搗いたものだが、継子の涙で搗けたので、その時から水を入れて搗くようになったそうです。もう、今の世の中にはこのような話はないはずだが、昔の二十日夜の月の話も継子話から出たそうです。

再生時間:1:07

民話詳細DATA

レコード番号 47O374322
CD番号 47O37C187
決定題名 継子話 二十日月 麦搗き(シマグチ)
話者がつけた題名
話者名 宮城ヤス
話者名かな みやぎやす
生年月日 19110425
性別
出身地 沖縄県読谷村大木
記録日 19770508
記録者の所属組織 読谷村民話調査団
元テープ番号 読谷村大木T05A09
元テープ管理者 読谷村立歴史民俗資料館
分類 12
発句(ほっく)
伝承事情 父親から聞いた。
文字化資料 読谷村民話資料集13 大木・長田・牧原の民話P64
キーワード 二十日夜の月,継子,実子,近くの井戸,海水,冬の寒い日,神様,麦搗き,落ちる涙
梗概(こうがい) この二十日夜(ハチカユー)の月という話も継子から出たそうです。実子には水を汲む時、近くの井戸にやり、継子には必ず海水を汲んで来いと行かせた。それで、夜の一時、二時だというのに、継子は「親の言いつけなんだから。」と、冬の寒い日もガタガタ震えながら海水を汲みに行った。すると、二十日夜の月は照り輝いて、神様は継子の真心を知っておられるようだった。二十日夜の月は早く上がって、継子が暗闇から歩くのを照らしてくれ帰って来ることができたそうです。昔から、この継親と継子の話というのは、あのようにいろいろ綾があるものでした。この麦搗きだって、継子の知恵で落ちる涙で搗くとその部分だけが搗けた。昔はもう大麦を二、三升も五、六升も徹夜して搗いたものだが、継子の涙で搗けたので、その時から水を入れて搗くようになったそうです。もう、今の世の中にはこのような話はないはずだが、昔の二十日夜の月の話も継子話から出たそうです。
全体の記録時間数 1:07
物語の時間数 1:07
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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