
雪払いの話です。あの話は御殿殿内に関わりのある人の話ですがね。母親は早い時期にお亡くなりになられた。男の子を生んでから、早く亡くなったようです。それで後妻をめとったらしいが、後妻は大変心の悪い人で、継子をいつも苛めていた。食事も満足にあげないで、いつも苛めていたようだね。そして、大雪の降る大変寒い日なんだけど、外に出されて苛められたものだから。もうあまりにもその子は悲しくなって。自分の母親はもう亡くなっていらっしゃらないもんだから…。行く当てもないので墓に行って、「私はこんな思いをしてまで、生きていても何の望みもないので、どうかお母さん私を連れに来て下さい。」と。もう墓前で大変悲しい思いをしていた。その時に、またお父さんは「この子はもう、どこに行ったのだろうか。こんな夜の夜中にいなくなっているが。」と、捜したらしい。するともう、やっぱり墓でとても悲しがってね、お母さんに、墓に向かって泣いていたって。お父さんは、「これは何とかしなければいけない。さあ、一緒に家に帰ろう。」と、そこから家に連れ帰った。そうして後妻に向かって、「お前はこのように、自分の生んだ子じゃないからといって、そんなに苛めてはいけないよ。」と言った。お父さんが継母にちゃんと話をして聞かせた。そうしたら継母はもう、「私が悪かった。あんなに苛めたのは私が悪いです。」と深く詫びをいれた。それからはいじめなくなった。
| レコード番号 | 47O374298 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C186 |
| 決定題名 | 継子話 雪払い(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 比嘉静 |
| 話者名かな | ひがしず |
| 生年月日 | 19151017 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村大湾 |
| 記録日 | 19770508 |
| 記録者の所属組織 | 読谷村民話調査団 |
| 元テープ番号 | 読谷村大木T04B01 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 12 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 読谷村民話資料集13 大木・長田・牧原の民話P62 |
| キーワード | 雪払い,御殿殿内,母親は早い時期に亡くなった,男の子,後妻は大変心の悪い人,継子をいつも苛めていた,食事も満足にあげない,大雪の降る大変寒い日,外に出されて苛められた,自分の母親,墓前で大変悲しい思いをしていた,お父さん,継母 |
| 梗概(こうがい) | 雪払いの話です。あの話は御殿殿内に関わりのある人の話ですがね。母親は早い時期にお亡くなりになられた。男の子を生んでから、早く亡くなったようです。それで後妻をめとったらしいが、後妻は大変心の悪い人で、継子をいつも苛めていた。食事も満足にあげないで、いつも苛めていたようだね。そして、大雪の降る大変寒い日なんだけど、外に出されて苛められたものだから。もうあまりにもその子は悲しくなって。自分の母親はもう亡くなっていらっしゃらないもんだから…。行く当てもないので墓に行って、「私はこんな思いをしてまで、生きていても何の望みもないので、どうかお母さん私を連れに来て下さい。」と。もう墓前で大変悲しい思いをしていた。その時に、またお父さんは「この子はもう、どこに行ったのだろうか。こんな夜の夜中にいなくなっているが。」と、捜したらしい。するともう、やっぱり墓でとても悲しがってね、お母さんに、墓に向かって泣いていたって。お父さんは、「これは何とかしなければいけない。さあ、一緒に家に帰ろう。」と、そこから家に連れ帰った。そうして後妻に向かって、「お前はこのように、自分の生んだ子じゃないからといって、そんなに苛めてはいけないよ。」と言った。お父さんが継母にちゃんと話をして聞かせた。そうしたら継母はもう、「私が悪かった。あんなに苛めたのは私が悪いです。」と深く詫びをいれた。それからはいじめなくなった。 |
| 全体の記録時間数 | 1:54 |
| 物語の時間数 | 1:54 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | 〇 |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |