猿長者(シマグチ)

概要

最初に、一番金持ちのお爺さんの所に行ったって。それから次に、貧乏人の所に行って、「泊めてくれ。」と言ったらね。「うちは、こんなに汚い家だが、それでもよろしければ泊まって下さい。」と、泊めてあげた。その日は大晦日なんだが、そこのお爺さんとお婆さんは物の言い方が良かったんでしょうね。芭蕉の葉に何と言っていたかな。ゆうなの葉にはキンキリヌウケオチとか言っていたが。大晦日だというのに芭蕉の葉に色々御馳走を入れて差し上げたんでしょうね。その方は神様だったので、上の方と連絡を取り合って、御馳走やら何やらいっぱい出してあげ、大変幸せな正月をさせたそうだ。それから風呂も温かく準備し、「それに入りなさい。」と言われたようだ。それで夫婦揃って入ったら、大変な年寄りだけど、すぐ二十歳ぐらいの若さになったって。それから神様は帰られたようだね。そしてまた金持ちの人がそこにやって来たら、貧乏人の夫婦は何もかもあって、幸せに暮らしていたってさあ。それで「どうしてあなた達は、そんなに金持ちになったのか、こんなに何もかもあって。あなたはそんなに若くなって。」と言って話をしたようだね。隣の欲張りのお爺さんが。事情を聞くと、「それでその人はどこに行かれたのか。」と聞いた。追って行って、自分達も同じようにするつもりだったんでしょうね。そして神様はいらっしゃってね。神様がいらっしゃって(同じようにしたはずだが)、そこのお婆さんは鼠になったって。女主人は鼠になって、お爺さんは猿になった。門に臼を出して、それに座ったら、猿は赤い尻になってしまった。それで貧乏人は、「お前達はそこに住みなさい。」と神様に言われた。そうして、金持ちの家に貧乏人が住むようになって、幸せに暮らしたという話。

再生時間:3:05

民話詳細DATA

レコード番号 47O374286
CD番号 47O37C186
決定題名 猿長者(シマグチ)
話者がつけた題名
話者名 砂辺シズ
話者名かな すなべしず
生年月日 19030218
性別
出身地 沖縄県読谷村古堅
記録日 19761219
記録者の所属組織 読谷村民話調査団
元テープ番号 読谷村大木T03B18
元テープ管理者 読谷村立歴史民俗資料館
分類 12
発句(ほっく)
伝承事情 父親から聞いた。
文字化資料 読谷村民話資料集13 大木・長田・牧原の民話P83
キーワード 金持ちのお爺さん,貧乏人,泊めてくれ,汚い家,大晦日,芭蕉の葉,御馳走,神様,風呂,若くなった,隣の欲張りのお爺さん,お婆さんは鼠に,お爺さんは猿,門に臼,赤い尻
梗概(こうがい) 最初に、一番金持ちのお爺さんの所に行ったって。それから次に、貧乏人の所に行って、「泊めてくれ。」と言ったらね。「うちは、こんなに汚い家だが、それでもよろしければ泊まって下さい。」と、泊めてあげた。その日は大晦日なんだが、そこのお爺さんとお婆さんは物の言い方が良かったんでしょうね。芭蕉の葉に何と言っていたかな。ゆうなの葉にはキンキリヌウケオチとか言っていたが。大晦日だというのに芭蕉の葉に色々御馳走を入れて差し上げたんでしょうね。その方は神様だったので、上の方と連絡を取り合って、御馳走やら何やらいっぱい出してあげ、大変幸せな正月をさせたそうだ。それから風呂も温かく準備し、「それに入りなさい。」と言われたようだ。それで夫婦揃って入ったら、大変な年寄りだけど、すぐ二十歳ぐらいの若さになったって。それから神様は帰られたようだね。そしてまた金持ちの人がそこにやって来たら、貧乏人の夫婦は何もかもあって、幸せに暮らしていたってさあ。それで「どうしてあなた達は、そんなに金持ちになったのか、こんなに何もかもあって。あなたはそんなに若くなって。」と言って話をしたようだね。隣の欲張りのお爺さんが。事情を聞くと、「それでその人はどこに行かれたのか。」と聞いた。追って行って、自分達も同じようにするつもりだったんでしょうね。そして神様はいらっしゃってね。神様がいらっしゃって(同じようにしたはずだが)、そこのお婆さんは鼠になったって。女主人は鼠になって、お爺さんは猿になった。門に臼を出して、それに座ったら、猿は赤い尻になってしまった。それで貧乏人は、「お前達はそこに住みなさい。」と神様に言われた。そうして、金持ちの家に貧乏人が住むようになって、幸せに暮らしたという話。
全体の記録時間数 3:05
物語の時間数 3:05
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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