子供の肝(シマグチ)

概要

父親が子供達の性格を見るためだったんだよ。そうして、長男を呼んで。最初に長男に、「私が病気になって食事も喉を通らなくなったら、お前は子を捨てて、私に乳をくれんか。」と言ったわけさあ。すると、「親は寄った年だのに、可愛い子を捨てて乳を飲ませることはできない。」と。長男は断った。また次男にも同じように言ったらね。次男も断ったそうだよ。それで三男を呼んで、三男にも同じように言ったらね、「私は子を捨てて親に乳を飲ますよ。」と言ったらしいさあ。「子供はまた生むこともできるが、親は再び拝むことはできない。私が乳を差し上げましょう。」ということで三男が男親を請けることになった。そうして子を埋める場所はどこそこだよと、この親は言い残した。「このように三本松がある所にお前の子を埋めなさいよ。」と。そこに一回鍬を落としては子供の顔を覗き、また二回落としてはこんな可愛い子の命を捨ててと思いながらも穴を掘っていた。すると、三回目には黄金の花が出てきて、そうして親の命も救って、子供の命も救ったということだよ。それは子供達の性格を見るために、私(父親が)はそういうことをしたんだよ、ということ。

再生時間:1:27

民話詳細DATA

レコード番号 47O374234
CD番号 47O37C184
決定題名 子供の肝(シマグチ)
話者がつけた題名
話者名 比嘉ウシ
話者名かな ひがうし
生年月日 19081027
性別
出身地 沖縄県読谷村大木
記録日 19761219
記録者の所属組織 読谷村民話調査団
元テープ番号 読谷村大木T01B12
元テープ管理者 読谷村立歴史民俗資料館
分類 12
発句(ほっく)
伝承事情 姑から聞いた。
文字化資料 読谷村民話資料集13 大木・長田・牧原の民話P74
キーワード 父親,子供達の性格を見る,長男,病気,食事も喉を通らい,子を捨てて乳をくれ,親は寄った年,次男,三男,子を埋める場所,三本松,鍬,黄金の花
梗概(こうがい) 父親が子供達の性格を見るためだったんだよ。そうして、長男を呼んで。最初に長男に、「私が病気になって食事も喉を通らなくなったら、お前は子を捨てて、私に乳をくれんか。」と言ったわけさあ。すると、「親は寄った年だのに、可愛い子を捨てて乳を飲ませることはできない。」と。長男は断った。また次男にも同じように言ったらね。次男も断ったそうだよ。それで三男を呼んで、三男にも同じように言ったらね、「私は子を捨てて親に乳を飲ますよ。」と言ったらしいさあ。「子供はまた生むこともできるが、親は再び拝むことはできない。私が乳を差し上げましょう。」ということで三男が男親を請けることになった。そうして子を埋める場所はどこそこだよと、この親は言い残した。「このように三本松がある所にお前の子を埋めなさいよ。」と。そこに一回鍬を落としては子供の顔を覗き、また二回落としてはこんな可愛い子の命を捨ててと思いながらも穴を掘っていた。すると、三回目には黄金の花が出てきて、そうして親の命も救って、子供の命も救ったということだよ。それは子供達の性格を見るために、私(父親が)はそういうことをしたんだよ、ということ。
全体の記録時間数 1:27
物語の時間数 1:27
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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