
昔の伝え話聞いたわけさ。都屋(とやー)徳武佐(とぅくぶさー)というこっちの穴は、昔から自然壕で、中には水もあるし、ちょうど昔の武士ぬ時代ね、戦争に追われて、この自然壕が隠れた室(しつ)になったわけさーね。そうして、そこに、穴の入ったのがね、みんな助かったそうです。それでね、徳があるといって、徳武佐(とぅくぶさー)と名がついて、この戦争にもね、部落みんな入ってですよ、誰も怪我もなく助かっているわけですよ。この戦争で助かったから、ここ知らない人はいませんよ。そうして、本当にこの壕は、神様が見守って昔からいい壕だと、漁師がですよ、伊江島や久米島とかに行く時にはね、昔は帆をひいて行きよったがね、この港から出る時にはね、必ずこの徳武佐の壕に向かって手を合わせて、あの壕を拝んでから出発した。そうして帰る時にもまた、無事帰って来たという報告のも自然にこっちを拝むよ。非常に上等である、だから都屋(とやー)には、こういう普天間権現みたような立派な壕があるということは、誰も知らないだろうと思うけれども、今でもね、我々都屋(とやー)には、こういう自然の立派な壕もあると、この子孫と各部落あるいは那覇からもどこからもみんな拝みに来ますよ。こういうふうに立派な壕で命を助かったから、みんな元気よく幸福であったというこのありがたさをね、これをこのみんなに伝えて、感じてもらいたいと思います。
| レコード番号 | 47O374073 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C177 |
| 決定題名 | 都屋徳武佐の壕(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 新里紹栄 |
| 話者名かな | しんざとしょうえい |
| 生年月日 | 19050102 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 読谷村都屋 |
| 記録日 | 19770223 |
| 記録者の所属組織 | 読谷村民話調査団 |
| 元テープ番号 | 読谷村都屋T01A24 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 20 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 都屋徳武佐,穴,自然壕,武士ぬ時代,戦争,徳がある |
| 梗概(こうがい) | 昔の伝え話聞いたわけさ。都屋(とやー)徳武佐(とぅくぶさー)というこっちの穴は、昔から自然壕で、中には水もあるし、ちょうど昔の武士ぬ時代ね、戦争に追われて、この自然壕が隠れた室(しつ)になったわけさーね。そうして、そこに、穴の入ったのがね、みんな助かったそうです。それでね、徳があるといって、徳武佐(とぅくぶさー)と名がついて、この戦争にもね、部落みんな入ってですよ、誰も怪我もなく助かっているわけですよ。この戦争で助かったから、ここ知らない人はいませんよ。そうして、本当にこの壕は、神様が見守って昔からいい壕だと、漁師がですよ、伊江島や久米島とかに行く時にはね、昔は帆をひいて行きよったがね、この港から出る時にはね、必ずこの徳武佐の壕に向かって手を合わせて、あの壕を拝んでから出発した。そうして帰る時にもまた、無事帰って来たという報告のも自然にこっちを拝むよ。非常に上等である、だから都屋(とやー)には、こういう普天間権現みたような立派な壕があるということは、誰も知らないだろうと思うけれども、今でもね、我々都屋(とやー)には、こういう自然の立派な壕もあると、この子孫と各部落あるいは那覇からもどこからもみんな拝みに来ますよ。こういうふうに立派な壕で命を助かったから、みんな元気よく幸福であったというこのありがたさをね、これをこのみんなに伝えて、感じてもらいたいと思います。 |
| 全体の記録時間数 | 2:14 |
| 物語の時間数 | 2:14 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | 〇 |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |