屋良ムルチ(シマグチ)

概要

屋良漏池は、夜そこから歩こうものなら、ジャーが出てきては人を人を喰っていたそうだ。だから、昔は、夜の用事の帰りには屋良漏池の川端から歩くことはできなかった。そして、「辰年の辰の日に生まれた女の子を生贄にしなさい。」ということになって、本当は、その生贄になるのは当初は金持ちの子があたっていたそうだ。すると金持ちはお金を包んで、「盲の人達がは金が欲しいんであって、子供など欲しくはないよ。その盲の子と取り替えよう。」ということになって金と替えてしまったらしい。その貧乏人の妻は、その前に、「もう盲の夫では生活させることも出来ない。」と、自分の子を捨てて、金持ちのところへ嫁いでいた。それで、盲の父親は、「私が立派に育てた子供なのに、この蛇に喰わすってこともあるものか。」と言ったが、その子は自ら、「私が行きます。」と望んだ。それで、盲の親子が身投げしようとする時に、金持ちの女中がその盲の父の妻となっていて、その女中が親子を助けたようだね。あれは芝居ではもうそれは天の神様が酒をジャーに飲まして退治するんだよ。それで、その子の命も助かり、ジャーの持っていたヌブシの玉で目をこすると、すぐさま父親の目も開いたということだよ。ウシザチジーファーというのは、昔の唐カンプーは簪を差したさあ。そうして、ジャーを退治してみると、そのウシザチを七つも飲んでいたという話だった。

再生時間:3:58

民話詳細DATA

レコード番号 47O373777
CD番号 47O37C164
決定題名 屋良ムルチ(シマグチ)
話者がつけた題名 屋良ムルチ
話者名 比嘉カマド
話者名かな ひがかまど
生年月日 19120524
性別
出身地 沖縄県読谷村楚辺
記録日 19890524
記録者の所属組織 読谷ゆうがおの会
元テープ番号 読谷村楚辺T15B11
元テープ管理者 読谷村立歴史民俗資料館
分類 20
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 読谷村民話資料集11楚辺の民話 P208
キーワード 屋良漏池,ジャー,人を喰う,辰年の辰の日に生まれた女の子,生贄,金持ちの子,盲の子と取り替えよう,ウシザチジーファー
梗概(こうがい) 屋良漏池は、夜そこから歩こうものなら、ジャーが出てきては人を人を喰っていたそうだ。だから、昔は、夜の用事の帰りには屋良漏池の川端から歩くことはできなかった。そして、「辰年の辰の日に生まれた女の子を生贄にしなさい。」ということになって、本当は、その生贄になるのは当初は金持ちの子があたっていたそうだ。すると金持ちはお金を包んで、「盲の人達がは金が欲しいんであって、子供など欲しくはないよ。その盲の子と取り替えよう。」ということになって金と替えてしまったらしい。その貧乏人の妻は、その前に、「もう盲の夫では生活させることも出来ない。」と、自分の子を捨てて、金持ちのところへ嫁いでいた。それで、盲の父親は、「私が立派に育てた子供なのに、この蛇に喰わすってこともあるものか。」と言ったが、その子は自ら、「私が行きます。」と望んだ。それで、盲の親子が身投げしようとする時に、金持ちの女中がその盲の父の妻となっていて、その女中が親子を助けたようだね。あれは芝居ではもうそれは天の神様が酒をジャーに飲まして退治するんだよ。それで、その子の命も助かり、ジャーの持っていたヌブシの玉で目をこすると、すぐさま父親の目も開いたということだよ。ウシザチジーファーというのは、昔の唐カンプーは簪を差したさあ。そうして、ジャーを退治してみると、そのウシザチを七つも飲んでいたという話だった。
全体の記録時間数 3:58
物語の時間数 3:58
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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