
天女だったんでしょう。その天女が川で水浴びをしていたそうだ。女も男も水浴みをする時は、着物を脱いで浴みるでしょう。脱いだ着物を木の枝にかけておいたら、ある男に見つかってしまった。それでその天女の着物があまりにも上等だったので、男は自分の家に持ち帰り、その着物を隠してしまった。すると、今度はその女が水浴みを終えた後に、自分の着物を捜したらないさあね。ないんだが、裸のままというわけにもいかない。だから男が、「じゃあ、私の家に行って着物もつけさせよう。」と、すかせて連れて行った。そして自分の着物をつけさせた。その女は天女であって地上の人ではないから、自分の家に帰らなければいけなかった。しかし着物がないことには天に帰ることも出来ない。もう帰れないから、仕方なくそこでその男と一緒に暮らすことになった。そのうちに、若い男女なので、お互いに恋しくなり夫婦となり、子供も産まれた。ある日、上の子が下の子を子守りしながら、その着物はどこそこに隠してあるんだよ、それをあなたにあげようねと、子守り歌をうたっているのを母親は聞いてしまった。そうして自分の着物を捜し出すことが出来た。自分の着物を捜し出したからね、もう自分は地上の人間ではないんだから、帰らないといけないということで、天に上ったという話もあるし、歌などもあるんだが忘れてしまってこれだけしか分からないよ。
| レコード番号 | 47O373539 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C155 |
| 決定題名 | 天人女房(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | 銘刈子 |
| 話者名 | 比嘉次郎 |
| 話者名かな | ひがじろう |
| 生年月日 | 19111225 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村楚辺 |
| 記録日 | 19770220 |
| 記録者の所属組織 | 読谷村民話調査団 |
| 元テープ番号 | 読谷村楚辺T07B02 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 12 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 読谷村民話資料集11楚辺の民話 P54 |
| キーワード | 天女,川で水浴び,着物,木の枝,男に見つかった,着物を隠した,夫婦,子供,子守り,天に上った |
| 梗概(こうがい) | 天女だったんでしょう。その天女が川で水浴びをしていたそうだ。女も男も水浴みをする時は、着物を脱いで浴みるでしょう。脱いだ着物を木の枝にかけておいたら、ある男に見つかってしまった。それでその天女の着物があまりにも上等だったので、男は自分の家に持ち帰り、その着物を隠してしまった。すると、今度はその女が水浴みを終えた後に、自分の着物を捜したらないさあね。ないんだが、裸のままというわけにもいかない。だから男が、「じゃあ、私の家に行って着物もつけさせよう。」と、すかせて連れて行った。そして自分の着物をつけさせた。その女は天女であって地上の人ではないから、自分の家に帰らなければいけなかった。しかし着物がないことには天に帰ることも出来ない。もう帰れないから、仕方なくそこでその男と一緒に暮らすことになった。そのうちに、若い男女なので、お互いに恋しくなり夫婦となり、子供も産まれた。ある日、上の子が下の子を子守りしながら、その着物はどこそこに隠してあるんだよ、それをあなたにあげようねと、子守り歌をうたっているのを母親は聞いてしまった。そうして自分の着物を捜し出すことが出来た。自分の着物を捜し出したからね、もう自分は地上の人間ではないんだから、帰らないといけないということで、天に上ったという話もあるし、歌などもあるんだが忘れてしまってこれだけしか分からないよ。 |
| 全体の記録時間数 | 1:45 |
| 物語の時間数 | 1:45 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |