
ある兄弟がいて、一人は非常に金持ちで、一人は貧しい者だったので、この貧しい者がどんなにしても
、兄さんのように金持ちにならなければと思った。貧しい者はたいそう正直な人であったが、お金はなかった。そこで、ある日、神様の助けにより、臼というのがあるでしょう。それひとつを神様から貰って、それに、「今は何出なさい。今は何出なさい。」と言えばすべてその人が思い通りに出て、兄さんより金持ちになった。それで兄さんはまた臼を盗んで、「私も金出なさいと言えば金が出て、塩が出なさいと言えば塩が出る。」と言って盗み船に積んで逃げた。船の上で、「何出なさい、塩出なさい。」と言うことだが、弟は出すのと止めるのは分かっていたのでしょう。それだけでいいと思うときは止めたようだ。その兄さんは、出すことは分かるが止めるのは分からないでしょう。船の上で、「塩出なさい。」と言って、止めることは分からないのだから、塩が船の一杯になって、しまいには船は沈んでしまった。それで、塩は今もずっと出ているという話である。
| レコード番号 | 47O373514 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C152 |
| 決定題名 | 塩吹臼(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | 塩吹臼 |
| 話者名 | 松田平信 |
| 話者名かな | まつだへいしん |
| 生年月日 | 18931201 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村楚辺 |
| 記録日 | 19770220 |
| 記録者の所属組織 | 読谷村民話調査団 |
| 元テープ番号 | 読谷村楚辺T05B05 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 12 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 読谷村民話資料集11楚辺の民話 P63 |
| キーワード | 兄弟,一人は非常に金持ちで,一人は貧しい者,正直,神様の助け,臼,金,塩,船 |
| 梗概(こうがい) | ある兄弟がいて、一人は非常に金持ちで、一人は貧しい者だったので、この貧しい者がどんなにしても 、兄さんのように金持ちにならなければと思った。貧しい者はたいそう正直な人であったが、お金はなかった。そこで、ある日、神様の助けにより、臼というのがあるでしょう。それひとつを神様から貰って、それに、「今は何出なさい。今は何出なさい。」と言えばすべてその人が思い通りに出て、兄さんより金持ちになった。それで兄さんはまた臼を盗んで、「私も金出なさいと言えば金が出て、塩が出なさいと言えば塩が出る。」と言って盗み船に積んで逃げた。船の上で、「何出なさい、塩出なさい。」と言うことだが、弟は出すのと止めるのは分かっていたのでしょう。それだけでいいと思うときは止めたようだ。その兄さんは、出すことは分かるが止めるのは分からないでしょう。船の上で、「塩出なさい。」と言って、止めることは分からないのだから、塩が船の一杯になって、しまいには船は沈んでしまった。それで、塩は今もずっと出ているという話である。 |
| 全体の記録時間数 | 2:47 |
| 物語の時間数 | 2:45 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |