
昔の王だが、そこには長男と次男がいたようだ。長男は先妻の子供で唖であったが、次男はそうではなかったようだ。また、二人には各々のヤカーがいたようだね。長男のヤカーもいれば、次男にもヤカーがいたんだが、長男は唖で、次男は実際にちゃんと物の言える人間であったそうだ。「これは沖縄の王を継承することだから、唖に継がすわけにはいかない。是非とも次男に継がさないといけない。」と次男のヤカーは思っていた。また長男のヤカーは、「例え唖であっても長男は長男であって、王は長男に継がすべきだ。」と、二人の争いが始まった。そうして長男のヤカーが長男に対して、「必ず物を言ってくれ。」と頼んだ場合に、この唖である長男は物を言ったようだ。すると、「どうか。」と、この唖だった長男が王を継いだということで、すると唖が物を言い出したありがたさから、かぎやで風も始まったということだよ。だから、人間というのはいつまでたっても、長男は長男、次男は次男という争いだよ。
| レコード番号 | 47O373499 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C151 |
| 決定題名 | チーグー王(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | チーグー王 |
| 話者名 | 比嘉次郎 |
| 話者名かな | ひがじろう |
| 生年月日 | 19041128 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村楚辺 |
| 記録日 | 19770220 |
| 記録者の所属組織 | 読谷村民話調査団 |
| 元テープ番号 | 読谷村楚辺T05A19 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 20 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | 村の年寄りから聞いた。 |
| 文字化資料 | 読谷村民話資料集11楚辺の民話 P197 |
| キーワード | 王,長男と次男,長男は先妻の子供,唖,ヤカー,二人の争い |
| 梗概(こうがい) | 昔の王だが、そこには長男と次男がいたようだ。長男は先妻の子供で唖であったが、次男はそうではなかったようだ。また、二人には各々のヤカーがいたようだね。長男のヤカーもいれば、次男にもヤカーがいたんだが、長男は唖で、次男は実際にちゃんと物の言える人間であったそうだ。「これは沖縄の王を継承することだから、唖に継がすわけにはいかない。是非とも次男に継がさないといけない。」と次男のヤカーは思っていた。また長男のヤカーは、「例え唖であっても長男は長男であって、王は長男に継がすべきだ。」と、二人の争いが始まった。そうして長男のヤカーが長男に対して、「必ず物を言ってくれ。」と頼んだ場合に、この唖である長男は物を言ったようだ。すると、「どうか。」と、この唖だった長男が王を継いだということで、すると唖が物を言い出したありがたさから、かぎやで風も始まったということだよ。だから、人間というのはいつまでたっても、長男は長男、次男は次男という争いだよ。 |
| 全体の記録時間数 | 3:17 |
| 物語の時間数 | 3:17 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |