
長男から三男までいるが、親はもう病気で食事も出来ないので、みんな子持ちだったのでしょう。一人
一人呼んで、長男に、「お前の子を捨てて私に乳をくれないか。」と言うと、「そんな子を捨てるなんて、私にはできません。」と親に言った。それから次男に同じように、「私は食事も出来ないので、お前の子を捨てて私に乳を飲ましてくれないか。」と言うと、次男も「出来ない。」と言った。次に三男に言った。「このように病気なって、私はもう食事も出来ない。お前も子供は大事だが、子を捨てて乳を飲ましてくれんか。」と言うと、三男は、「いいですよ。」と言ったようだ。「子供は幾人でもできますが、親は一人しかいないので長生きさせる考えですので、私の子を捨てて貴方に、お父さんに乳をさし上げます。」と言った。そして、ある森に捨てることになった。親が、「どこそこに木が一本あるので、そこに穴を掘って子を埋めなさい。」と言った。もう三男はどうしても子を捨てたくなくて、しかたなく、「子供を埋めようね。」と掘った。幾度も掘ったり、涙を落としたりして、夫婦で埋めようとした。そして、何尺か掘ると、黄金が出たそうだ。三人のうちで誰が親孝行か、宝は分けてあげることは出来ないので、三人から一人選んでね、一人にあげるつもりで、子供達の心を試してみるつもりだったのでしょう。金は昔お金でしょう。そうして、夫婦、子供の命も助かって黄金の花も授かって、それで、三男はたいそう栄えたそうだ。
| レコード番号 | 47O373423 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C149 |
| 決定題名 | 子供の肝(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | 仲順流れ |
| 話者名 | 比嘉朝明 |
| 話者名かな | ひがちょうめい |
| 生年月日 | 19000108 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村楚辺 |
| 記録日 | 19770220 |
| 記録者の所属組織 | 読谷村民話調査団 |
| 元テープ番号 | 読谷村楚辺T03B09 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 20 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | 夕食後に父親から話を聞かされた。 |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 長男から三男までいるが、親はもう病気で食事も出来ないので、みんな子持ちだったのでしょう。一人 一人呼んで、長男に、「お前の子を捨てて私に乳をくれないか。」と言うと、「そんな子を捨てるなんて、私にはできません。」と親に言った。それから次男に同じように、「私は食事も出来ないので、お前の子を捨てて私に乳を飲ましてくれないか。」と言うと、次男も「出来ない。」と言った。次に三男に言った。「このように病気なって、私はもう食事も出来ない。お前も子供は大事だが、子を捨てて乳を飲ましてくれんか。」と言うと、三男は、「いいですよ。」と言ったようだ。「子供は幾人でもできますが、親は一人しかいないので長生きさせる考えですので、私の子を捨てて貴方に、お父さんに乳をさし上げます。」と言った。そして、ある森に捨てることになった。親が、「どこそこに木が一本あるので、そこに穴を掘って子を埋めなさい。」と言った。もう三男はどうしても子を捨てたくなくて、しかたなく、「子供を埋めようね。」と掘った。幾度も掘ったり、涙を落としたりして、夫婦で埋めようとした。そして、何尺か掘ると、黄金が出たそうだ。三人のうちで誰が親孝行か、宝は分けてあげることは出来ないので、三人から一人選んでね、一人にあげるつもりで、子供達の心を試してみるつもりだったのでしょう。金は昔お金でしょう。そうして、夫婦、子供の命も助かって黄金の花も授かって、それで、三男はたいそう栄えたそうだ。 |
| 梗概(こうがい) | 長男から三男までいるが、親はもう病気で食事も出来ないので、みんな子持ちだったのでしょう。一人 一人呼んで、長男に、「お前の子を捨てて私に乳をくれないか。」と言うと、「そんな子を捨てるなんて、私にはできません。」と親に言った。それから次男に同じように、「私は食事も出来ないので、お前の子を捨てて私に乳を飲ましてくれないか。」と言うと、次男も「出来ない。」と言った。次に三男に言った。「このように病気なって、私はもう食事も出来ない。お前も子供は大事だが、子を捨てて乳を飲ましてくれんか。」と言うと、三男は、「いいですよ。」と言ったようだ。「子供は幾人でもできますが、親は一人しかいないので長生きさせる考えですので、私の子を捨てて貴方に、お父さんに乳をさし上げます。」と言った。そして、ある森に捨てることになった。親が、「どこそこに木が一本あるので、そこに穴を掘って子を埋めなさい。」と言った。もう三男はどうしても子を捨てたくなくて、しかたなく、「子供を埋めようね。」と掘った。幾度も掘ったり、涙を落としたりして、夫婦で埋めようとした。そして、何尺か掘ると、黄金が出たそうだ。三人のうちで誰が親孝行か、宝は分けてあげることは出来ないので、三人から一人選んでね、一人にあげるつもりで、子供達の心を試してみるつもりだったのでしょう。金は昔お金でしょう。そうして、夫婦、子供の命も助かって黄金の花も授かって、それで、三男はたいそう栄えたそうだ。 |
| 全体の記録時間数 | 3:15 |
| 物語の時間数 | 3:14 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |