猫化け女房(シマグチ)

概要

猫と人間が一緒になって子供も二人出来たらしい。そこのお爺さんは漁師であった。猫は魚が好きだか
らね。ある日、お爺さんが畑仕事に出ている時に、上の子は子守をしていると、猫は化けて天井で鼠を取って食べていた。それで子供は親に、「私達のお母さんは猫に化けて、天井に登って鼠を取って食べているよ。」と言った。そうしたらそのお爺さんは、物は試しということで、様子を見ることにしたらしい。そういうふうにしたら、多分またも同じようなことがあったんでしょうね。「お前は出て行きなさい。」と言うと、猫は大変泣いたそうだ。だが、「どうしてもここに置くことは出来ないから、お前は出て行きなさい。」と、風呂敷に魚と芋を持たせてあげた。その猫の後について行くと、洞穴に入っていった。夜であったかどうか分からないが、その男は洞穴の中の様子を見ていた。すると、「私は今まで、どこそこの誰と夫婦として生活し、子供も出来たんだが、もうそこから追い出されてしまって、このようにして出てきているんだよ。いつかはあの男の命を取らないといけない。」と話していた。ちょうど私達人間が話すように、その猫達が話をしていたらしい。「あなたがいくらあの男の命を取ろうと思っていても、あのウスメーが南風が吹けばガッパラ、北風が吹けば南の松にガッパラされると言ったら、あなたはウスメーの命を取ることは出来ないよ。」と言った。「あー、これはいい話を聞いた。」と、そのウスメーはね。そうして寝ていると、今日も明日もといやな泣き方の変な声を出しながら猫はやってきた。「これだな。」と呪文を読んだら、その時からこなくなった。猫に命を取られるとういこともあるってよ。

再生時間:3:22

民話詳細DATA

レコード番号 47O373365
CD番号 47O37C146
決定題名 猫化け女房(シマグチ)
話者がつけた題名 猫化け美女
話者名 伊波カマ
話者名かな
生年月日 18930615
性別
出身地 沖縄県読谷村楚辺
記録日 19770220
記録者の所属組織 読谷村民話調査団
元テープ番号 読谷村楚辺T02A08
元テープ管理者 読谷村立歴史民俗資料館
分類 11
発句(ほっく)
伝承事情 仲井真ゲンカイのラジオからきいた。
文字化資料 読谷村民話資料集11楚辺の民話 P150
キーワード 猫,人間,子供も二人,漁師,猫は魚が好きだ,畑仕事,子守,天井で鼠,風呂敷,魚と芋,洞穴,男の命を取る,ウスメー,南風が吹けばガッパラ,北風が吹けば南の松にガッパラ,呪文
梗概(こうがい) 猫と人間が一緒になって子供も二人出来たらしい。そこのお爺さんは漁師であった。猫は魚が好きだか らね。ある日、お爺さんが畑仕事に出ている時に、上の子は子守をしていると、猫は化けて天井で鼠を取って食べていた。それで子供は親に、「私達のお母さんは猫に化けて、天井に登って鼠を取って食べているよ。」と言った。そうしたらそのお爺さんは、物は試しということで、様子を見ることにしたらしい。そういうふうにしたら、多分またも同じようなことがあったんでしょうね。「お前は出て行きなさい。」と言うと、猫は大変泣いたそうだ。だが、「どうしてもここに置くことは出来ないから、お前は出て行きなさい。」と、風呂敷に魚と芋を持たせてあげた。その猫の後について行くと、洞穴に入っていった。夜であったかどうか分からないが、その男は洞穴の中の様子を見ていた。すると、「私は今まで、どこそこの誰と夫婦として生活し、子供も出来たんだが、もうそこから追い出されてしまって、このようにして出てきているんだよ。いつかはあの男の命を取らないといけない。」と話していた。ちょうど私達人間が話すように、その猫達が話をしていたらしい。「あなたがいくらあの男の命を取ろうと思っていても、あのウスメーが南風が吹けばガッパラ、北風が吹けば南の松にガッパラされると言ったら、あなたはウスメーの命を取ることは出来ないよ。」と言った。「あー、これはいい話を聞いた。」と、そのウスメーはね。そうして寝ていると、今日も明日もといやな泣き方の変な声を出しながら猫はやってきた。「これだな。」と呪文を読んだら、その時からこなくなった。猫に命を取られるとういこともあるってよ。
全体の記録時間数 3:22
物語の時間数 3:22
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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